Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【映画感想文】エスター(Orphan)

ちょっと寒いブリスベンからこんにちは。
今年も半分が終わりますが
相変わらず何もしないうちに過ぎちゃった、って感じがします。
年取ったんだなぁ。

そんな半年を記念するような作品がこれ。
これなのか、私…。

近所のVideoEzyというDVDレンタルでは2本借りると安くなるので
先日観たThe Roadと一緒に指定して借りてきてもらったのが
この映画「エスター」。

ホラーという触れ込みでしたが確かに怖かった…違う意味で。
へスター

この子役さん、本当はもっとカワイイです。
アメリーのオードレイ・トトゥに似てるかな。
聾唖の妹マキシンの子もとってもカワイイし
お兄ちゃん役の子も美少年で
かわいい子供が盛りだくさん。

お母さん役のヴェラ・ファミーガもスタイルいいしきれいだし
目の保養にはなるのですが
ホラーとしては定番の表現が多い。

洗面所だとか冷蔵庫のドアを閉めると
そこに人が!
音楽!
ビックリ!

レンタル屋のお姉さんが言ってた

「最後にビックリするようなドンデン返しがあるのよ!」

というのも、作中であちこちにキーワードがちりばめられているので
注意深い人なら気付くと思う。

いわゆる「悪魔の子」シリーズで
ずっと昔にマコーレー・カルキン君とイライジャ・ウッドの映画みたいでした。
(今IMDBで調べたら、シナリオがイアン・マキューアンとなっていたのですが、あのイアン・マキューアンなんだろうか)

さてホラー的に怖いシーンというと
何より冒頭の奥さんケイトの観る悪夢。
雰囲気が盛り上がりますが、
これが終わるとそれほど怖いシーンもありません。

ホラーというより
うまくいっていない家庭に異分子が混じりこみ
危うく保たれていた日常が崩壊していき
主人公を信じる者はだれもいない。
信頼している精神科医まで敵に回る。

そんな中で子供を守るために奔走する
という、お子さんをお持ちの女性には訴える内容になっています。
でもある意味、こういうストーリーって定番。
最後のシーンなんてリング2そのまんまだし。

しかしこの映画で何より一番怖いもの。
それはピーター・サースガード演じる夫のジョン。
こいつ、最高に怖い…。




映画を見ながらふつふつと
「こんな旦那持ったらどうしよう…人生終わりだ」
と本当に怖くなりました。

この夫、ジョンなのですが
印象:

「いつもズボンのファスナーが半開き」

みたいな。

なんというかすべてに中途半端で、だけど
「オレ一所懸命やってます!善良です!」
って訴えてるけど、ピントがずれている。
大事なところがきちんとしまっていない。
全開なら
「抜けてるのねー」
で済まされるけど、半開きだけに一応やってます感がただよっていて
それだけに
「いい加減にせいよ」
とイライラしてしまう。

ちょっとネタばれになるのですが
最初の流産した子供は実はケイトが不倫してできた子で
その罪の意識のせいでアル中になり
家のそばにある湖に娘マキシンが落ちて
そのせいで耳が聞こえなくなるという過去があり
しかもそのとき夫ジョンはアル中ケイトに耐えられず
浮気してたという。

家庭崩壊しまくりです…。


奥さん大好きなのはわかるんですよね(きれいだし)。
最初に誘いをかけて断られて何となくふくれっ面になるのが
養女のエスターもらってケイトが明るくなったのをいいことに
台所で

「もう子供も寝てるしさー大丈夫だよ」

とコトに及ぶのですが
観てるこっちは

「ベッドルーム行けばいいのに!
ああ、全部脱いだりして間違って起きてきたりしたらどーすんの!」

と当然な心配をするわけで。
あ、これがサスペンスなのか!

大体養子をもらった時点でそういうショックになるような行為に台所で及ぶってのがもう野獣。
ピーター・サースガードってこう、ぬめっとした感じがあって
変質者とか演じたら絶対いいと思うんだけど意外にそういう配役されません。

このジョンという男ですが
出だしから、周りを見ないで勝手に自分のイメージ世界に生きてるようで

「オレかっこいい」

とか脳内パラダイス描写がプンプン。

上の息子ダニーがこの年頃の男の子ならありがちでしょうが
マキシンからボールを取ったりしてもそうした意地悪に軽く注意するでもない。

養女へエスターがきて幸せ一杯なのが気に入らないダニー
悪友を呼んでギターヒーローなんぞして遊んでいるところ
ジョンを呼んでも「ああはいはい」で流す。

なんか子供の精神に対する影響をあまり考えてないというか。
アル中の奥さん、耳の不自由な娘、でいっぱいいっぱいなので
唯一健康なダニーに気が回らないのはわかるけど
ダニーの気持ちも少しは汲んであげればいいのに。

男の子は父親が必要なんだよーーーーー!

とダニーが不憫で不憫でたまりません。

公園でもタバコぷかーと吸って子供には全然注意を払ってない様子が描かれ

「こいつはダメ親に違いない」

との確信が深まる中、さらにエスターの様子がおかしいことに気付いたケイトを一笑にふし、

「自分の子供が大事じゃないのおおおおお」

という叫びにも耳を貸さない点でダメ親どころかダメ人間の烙印を心の中で押しました。

絶対

「よその可哀想な子供を大事にする俺、いい奴」

というお花畑脳になってる。

あんたが一番精神科医が必要だよ!

ともう、イライライライラしてしまって
どうしようもありませんでした。

ホントね、夫選びは大事です。
婚活ですか、してる方に声を大にして言いたい。

「こういう男、つかんだらダメ!」

優しそうな外見に騙されてはいけません。
万が一つかんじゃったらさっさと逃げるに限ります。

すべてにおいて責任を負わず、妻の言うことよりよその人の言うことを信じる男。
最悪!

こんな男といつまでもくっついてるケイトも不思議です。
アル中だったから別れちゃったら親権とれないってのもあるのかもしれませんが
現実なら別れをお勧めです。

傍から見ると優しそう、いい旦那さん、と言われていても
実際暮らしてみると違うということはありがちです。

夫選びは慎重に…という大事なメッセージが伝わる映画でした

ってなんか違うような。



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