Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

【映画感想文】ア・シリアス・マン

くもり空のブリスベンからこんにちは。

土曜日AがこのDVD借りてきました。
コーエン兄弟なので楽しみにしてると同時に
映画評は結構割れてるので心配。
コーエン兄弟は好きでも
No country for old menなどだめな映画もあったりするので心配してたのですが
この映画はOKでした。

シリアス・マン

バリバリ、ジューイッシュで
なおかつ60'sを背景に
宗教と世の不条理が問われていました。

でも、この映画きっと日本では受けないと思う…。

宗教がらみ、しかもクリスチャン系の話って
日本人だとわからないですよね。
それに終わりも何やら中途半端なので

「なんじゃこりゃ!」

ってなってしまう人が大半じゃないでしょうか。





とかいって自分がキリスト教を知ってるとかいうのではなくて
聖書は読んだことあるけど、あくまでも暇つぶしで読んだので
内容はよく覚えておりません。

映画も最初はスローペースだし何も起こらないのですが
いわばビッグ・リボウスキ善人版、てな感じ。

周りに出てくる人が濃くて
おたおたしてる主人公が気の毒です。
何も悪いことしてないのに、なんだか知らないけどとにかく受難にあうわあうわ。

この主人公ラリーは大学の先生でtenure、終身雇用がかかっているという
かなり精神的にキテル状態のところ。
なのに学校でも家でも問題山積み。

しかしこの人、Serious man、要は真面目人間で信仰篤い人なので
問題はラバイというユダヤの偉い人に聞いて答えをもらおう、とするのです。
自分で選択するのではなく、すべては神に答えてもらおう、というのですが
あいにくどのラバイも求める答えをくれない。

とにかく次から次へと苦難が降りかかってくるわけですが
ラリーは絶対自分では物事を決めないで

『自分は何もしてないのに』

と右往左往してるだけ。

なんで?
何もしてないならなんかしろよ!

と思ってしまうとこの映画はダメなようです。

というのはこの映画、旧約聖書のヨブ記に基づいているそうで
ヨブ記を軽くおさらいしてから映画を思い返すとなるほど~って
納得。

ヨブと同様にラリーも最愛の人を奪われ
財産も奪われるという羽目に遭うけれど
それでも信仰を失うことはない。

そして映画中に出てくるシュレジンガーの猫っていうのも
どうもラリーの状態を表しているらしい。

ラストシーンは
最高権威であるラバイが
ラリーの息子にかけた言葉=神の言葉
を守れなかったラリーに対する罰なのか
それともヨブと同様に
失ったものがすべて戻ってきた後に襲いかかる
次なる試練を示唆しているのか
どちらなのかはわかりませんが
どっちにしても
いい人間であろうとしても
ときには悪魔が勝つこともあるのが世の中のというもの
という教えが現代を舞台に表現されています。

最初の民話に出てきたような
はたして悪魔か人間なのか
見分けをつけるのは普通の人には不可能で
その人の行動から判断するか
それとも古くからの教えに従って判断するか
どちらにしても正しいとも間違っているとも
言いきることはできない。
人間にできることは
ただ良き人間であることのみ、ということなのかなぁと。

なかなか含蓄に満ちた映画でした。

…だるいけど。

スポンサーサイト

| エイガ | 17:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

はじめまして

はじめまして。

映画の感想を見ていたら、何とブリスベンに
おすまいなのですね。私は反対側、パースに居候です。
洪水、大変でしたね。まるっきりこっちでは
何も起こっていないので、ニュースをハラハラ
しながら見ておりました。大丈夫でしょうか???

さてさてこの映画、私もDVDで見たのですが
ホントもう「何とかしたら?」とか
「ちょっとそこはキレるところじゃ?」
とか思いながら見ちゃいましたよ。
でもキライじゃなかったこの映画。
先日True Gritも見てまいりましたがまた
違った味わいですねえ。

同じAusにいるということでまたお邪魔しちゃいますね。
今後ともどうぞよろしくです。

| minori | 2011/02/07 22:30 | URL | ≫ EDIT

Minoriさんへ

はじめまして。コメントありがとうございます。

洪水は大丈夫ですが、パースこそ今度は火事で大変そうですね。
お住まいの地域はご無事でいらしたでしょうか。

この映画、本当に昔に観たのでかなり忘れていたのですが、
まさしく受難に次ぐ受難でしたよね。
これってコーエン兄弟の映画ではよくあるパターンですが
宗教と考えるとまた一味違いますよね。

True Gritは未見なので、今週末にでも観て来ます。
楽しみです。

こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

| プリシラ | 2011/02/10 12:46 | URL |















非公開コメント

http://queenofthedesert.blog72.fc2.com/tb.php/917-1764f59b

PREV | PAGE-SELECT | NEXT