Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【読書感想文】ひたひたと

珍しく涼しいブリスベンからこんにちは。

いつもこうならいいのになぁ…。

今週からまたもや忙しくなったので
その前に借りておいた本を一気読み。

その中でお勧めできるのがこれです。


ひたひたと (講談社文庫)ひたひたと (講談社文庫)
(2007/05/15)
野沢 尚

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ずっと昔 「破線のマリス」を読んだけど
なんだかピンとこなかったのでそのまま読むことがなかったのですが
最近図書館で その男、凶暴につきの原作である 烈火の月 を読み
なんだかすごい作家さんを見逃していたんだなぁ と 思ったのも
つかの間 お亡くなりになっていたことを知ってがっかり。

この作品も 5作の連作になる予定の最初の2作と
長編のシノプシス(といっても十分に小説の体をなしている)が
収められており 特にシノプシス 群生は 「ああ小説で読みたかった」と思わされる内容でした。

連作はどちらかというと
ちょっとテレビ向けみたいな感覚がしましたが
それでもやっぱりぞわっとする恐ろしい作品で
因縁プラス肉体的なダメージが加わり
夜ちょっと寝つきが悪くなりました。

やっぱり男性が書いた作品だな と思わされる点もありますが
やはり惜しい方をなくしたな というのが一番です。

いろいろ推理小説が図書館には置かれていますが
どれもやっぱりパズルっぽいとか
ゲームっぽいとか
人間の姿というより かる~いミステリーだったり
いかにもお涙頂戴目指していたり。

そういうものに比べて 野沢さんの作品は
人間の醜いところも 醜い中にも美しいものがあったりするところも
まさに清濁併せのむ という表現がふさわしい。

日本へ帰ったら吉川英治賞を取ったという深紅なんかを
読んでみようと決意した次第です。

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