Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

【映画感想文】Welcome to the sticks

一転秋晴れのブリスベンからこんにちは。

フランス映画 Welcome to the sticks を先日レンタルにて鑑賞。

Welcome to the sticks

なにも観たいのがなかったところ Aが

「これ面白いって デビッド(At the moviesのおっさん)が言ってたよ」

ということで借りることになりました。

あんまり期待してなかったけど この映画 とってもお勧めです!!!



この主演兼監督のダニー・ブーンって 「僕の友達」でもいい味出してましたが ここでも マザコン いくじなし でも人柄は最高!のアントワーヌを演じており 自分の持ち味をよくわかってるみたい。

昔はフランス映画…というと カトリーヌ・ドヌーブとか美男美女が出てきて こじゃれた話とか はたまたゴダールみたいに難解だったり そんなイメージがありました。
トリュフォーとかイザベル・アジャーニとか深刻なドラマばかりが上映されていたような記憶があるのですが オーストラリアに来てからは フランスそのものでの観客層が変わってきているのかもしれませんが 軽いコメディがたくさん上映されており しかもそれが面白い!奇人たちの晩餐会ばかり上映されてるような…とでもいいのでしょうか。

この映画は本当にベタなコメディで 筋をあっさり紹介すると

厳しい美人妻の機嫌を取りたいばかりに とんでもない手段で南フランスのリゾート地への転勤を実現しようとしたフィリップ。

しかし当然ながらこの試みは失敗。
クビになる代わりにフィリップに命じられた罰とは フランス人なら誰も住みたがらない 北の田舎町ベルグへの転勤だった。
当然妻は移動を断固拒否。
泣く泣くフィリップは単身赴任することに。

しかし北の町の人々の温かさに触れて すぐにベルグになじむフィリップ。
あんなに冷たかった妻も 厳しい文化的にもはるかに遅れた北の街で(そう思ってる)一人で暮らすフィリップの苦労を思いやるようになり 以前とは比べ物にならないくらい優しく夫婦仲も改善。
すっかり新しい生活が気に入ったフィリップだけれど 話はそれでは終わらない…。

とまあ最後はしんみりと終わる という非常にベタな話なんですよね。

北=田舎者 後進地域 野蛮 貧乏
南=おしゃれ 先進地域 文化的にも経済的にも豊か

という国内でも根強い差別をテーマに このベルグ地方の出身であるダニー・ブーンが監督したわけだから 北の人たちに対する愛情がひしひしと感じられます。
でてくる人たちが ひと癖あるけど でもいい人たちばかりで フィリップがすっかりなじんでしまうわけがよ~くわかります。

しかも出演者が おっさんばかり ふつーの顔した人ばかり で ハリウッドの美男美女じゃあなく 本当にありそう。美男美女を観るのも嬉しいのですが こういうタイプの映画が美男美女ばかりだと なんだかちょっと絵空事みたいになってしまいますよね。
それに最近コメディといっても 誰かを小馬鹿にしたり 共感できないタイプの人を笑ったりして ちょっと笑えないな~ってことが多いのですが この映画みたいに人情豊かで人間に対する愛情があふれたものを作るというのは なかなか難しい。
自分では観たことないけど たとえて言うなら フランス版「釣りバカ日誌」みたいな感じなんじゃないでしょうか。

こういう作品 これからも国を問わず 色々と作ってくれたらなぁ。 

さて 映画の中で ベルグのことを

寒い!極寒の地!

とか言ってるのでどんなすごいとこなんだろう…と 思ったのですが 地図を見る限りそうでもなさそう(まあ これもフランス内での偏見を描こうとしたのでしょうが)。
湿地にあるらしいので 湿気のせいで寒く感じるんでしょう。
北国生まれの私が東京に行って非常に寒く感じたのと一緒。

映画の中でも描かれていたように 世界遺産に登録されている鐘楼が町の真ん中にあり 運河に囲まれた1時間もしたら全部回れるところのようで サイトによれば 「もうひとつのブルージュ」と呼ばれているそうです。
以前 「イン・ブルージュ」でも観たし自分でも行ったのですが ブルージュはちょっと観光地し過ぎてるな~と感じたので そういうのはもう飽きた!という旅の通の方には訪問してみる価値はありそうな場所。

興味のある方はこちらの紹介サイトをご覧ください⇒Bonvoyage.com

豆知識:
タイトルの Sticksって何?小枝ってどういうことって思って調べてみたら 俗語で
1. A remote area; backwoods: moved to the sticks.
2. A city or town regarded as dull or unsophisticated.
ということでした。
フランス語のタイトルのCh’tis というのは この地方のフランス人が聞いてもよくわからない訛りから来た べっ称なのですが それをうまく英語に反映したタイトルです。
翻訳者さんいい仕事してます! 
スポンサーサイト

| エイガ | 20:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















非公開コメント

http://queenofthedesert.blog72.fc2.com/tb.php/790-2ff8c860

PREV | PAGE-SELECT | NEXT