Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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ディパーテッド - 自分は自分で自分じゃない

日本ではお正月映画 の 扱いですが 字幕をつけなくてもよい オーストラリア アメリカと同時公開でした。

香港版インファナル・アフェアは未見だけれど、マーティン・スコセッシはダイスキなので、絶対観なくちゃ!と映画館へ足を運んだのですが、ちょっと今までのスコセッシとは違う。

というのも、今までは中心人物があって、周りを取り巻く、というパターンだったのが、原作つきなせいか、群像劇となっている。

暴力で満ち満ちている!のはいつもどおりのスコセッシだけれど、今回は

「他者から見た自分と自分から見た自分のギャップ」

というのがポイント。

前のスキャナー・ダークリーと一緒だけれど、人間と言うのは社会的生き物であって、他者という存在があって初めて自己が存在し、その存在というのは他者からの視点、他者からの認識が自分という存在を社会にて位置づける重要なアンカーとなる、ということを改めて思い知らされる。

志を持って出自に反抗するかのように、努力して警察学校へ入学したものの、自分の出自のせいで囮捜査官として裏社会へ戻らなくてはならなくなるレオ演ずるビリー。
対して子供の頃からアイリッシュマフィアのボスに可愛がられ、警察官となり情報を流すようになるマット・デイモン延ずるコリン。

二人とも本来自分が属しているべき場所ではないところに配置され、自分ではない自分を評価される、という皮肉。勿論それが彼らがマフィア、警察、とそれぞれが本来の居場所ではない場所で評価されるのが本来の目的だけれど、人間は自分が評価されるところに愛着を覚えるのが元々。
特にビリーはマフィアの親分にも、警察で面倒を見てくれる上司にも父親の存在を見ているように演じているのがレオの演技の上手さをうかがわせた。
対してマット・デイモンだけれど、元々ファンじゃないせいもあるけれど、レオと比べるとコリンの焦りや不安が演じ切れていないようにも見受けられた。まあ、自分の英語力の不足もあるだろうけれども。

この「自分が自分であるのに、自分ではない」という不安はどうやら最近のアメリカ映画のメインテーマとなりつつあるようだ。この傾向はどこから出てきたのか、考えるのも面白い。

オリジナルではあまり重要ではなかったという女性の役割が大きくなっていたのも意外とよいアレンジだった。別々の女性が演じていたらしき恋人の役割を一人に集約。
その結果、女医が添え物ではなくて、主人公二人の葛藤、その後の結末に至るまで重要な役割を負っており、さすがスコセッシ。刺身のツマでしかなかった役をうまく生かしている。いわゆる美人女優を使わなかったのも上手。本物らしいし、主人公二人が同じ女性に惹かれていくのも、単に美しさではなくて中身だ、というような説得力を持っているようだ。

オーストラリアでは4つ星半などの高評価を得たが、スコセッシ好きからは「スコセッシらしさが消えた」などと酷評されていた。主人公の内面の掘り下げが足りない、とか、あまりに表層的すぎる、というが、自分には十分オモシロカッタ。ただ、ラストシーンは余計だと思ったけれど。

自分としては見ている間中、ジャック・ニコルソン演じるマフィアのボスがデ・ニーロだったらなぁ~とずっと思い続けていたが、アイリッシュという人種の点で、デ・ニーロだとちょっと無理があったので仕方がない。と思ってしまったのは、どうも最近ジャックは悪そうな顔してるので、見るからに悪い奴を観てもなぁ~というのが・・・。あからさまな狂気ではなくて、ニコニコ優しそうに笑っていても実は狂気、残虐さを秘めている、というのがデ・ニーロの魅力だと思うのだけれども。

ま、二人とも 名優で 最近はこういう凄みのある俳優さん なかなか いませんよね。こうなるかも?と 思ってるのは レオもそうですが 意外にブラピも? とか 思っています。かつては 「オレにはオスカーは取れない(他にいい俳優さんが多いから)」と 言っていたそうですが 最近 Babel を 観て ちょっと考えが変わりました。

タイトル Departed というのは 死者 という意味。全ての登場人物が 死に 関わっている という 意味合いだったのでしょうか。それとも 自分が自分ではなくなってしまう ということ 自体が 人間としての死 ということだ という 意味だったのでしょうか。スコセッシに聞いてみたいもんです。

それにしても マーク・ウォルバーグ の英語 全然わからない! と 観た後 同居人に訴えたところ 

「あー 4文字言葉 連続だったしね 早いしね 自分もわからないとこ 結構あったし あれは わからなくても 仕方ないよ」

との慰めをもらいましたが 4文字言葉は全部わかった! とは 言えませんでした・・・。

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| エイガ | 09:36 | comments:20 | trackbacks:2 | TOP↑

少し早いですが。。

おはようございます^^ もうレアポップ状態ですね^^;

いつも(じゃないです><。時々まとめてどかっと)楽しく読ませて頂きました。「きゃ~ オージーや♪」状態だった私が「ぇ?オージーって。。」と冷静に客観的に見れるようになれたのはプリシアさんのお陰ですw(決して悪い意味じゃないですよ^^) 来年も楽しいブログを期待しております。

少し早いですが、、
本年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
I wish you a happy new year!!

| 温海~z | 2006/12/29 10:35 | URL |

わかる~!!

>4文字言葉は全部わかった! 

そうなんすよね~!!良くわかります、それ!

| チュチュ姫 | 2006/12/29 10:53 | URL |

デカちゃんが良い!

初めまして、達也です。
試写会にて『ディパーテッド』を観ました。
日本でのロードショーは、1月下旬の様です。
>レオと比べるとコリンの焦りや不安が
演じ切れていないようにも見受けられた。
まったく同感です。
オリジナルを観ると一層その感が強くなりますよ。
スコセッシ流のアレンジ・パートも分かって、
中々楽しめます。
何と言っても『インファナル・アフェア』は、
滅多にお目にかかれないほど完成度の高い映画ですから。
ブラピのコリン役も観たかったぁー。

@-@ トラバさせてくださいね。

| TATSUYA | 2006/12/29 13:17 | URL | ≫ EDIT

温海~z さんへ

こんにちは!

す、すいません、レアポップ って ナンでしょう・・・(汗)。教えてください!

なんだか オージーの姿をけなしているようで 申し訳ありません!でも どこでもそうですが いいところもあれば 悪いところもあり ですよね と 納得しようとしたりして。

こちらこそ 来年もどうぞよろしくお願いいたします♪よい お年をお迎え下さいませ。

| プリシラ | 2006/12/29 14:23 | URL |

チュチュ姫さんへ

こういうとき なんだか 悲しくなるんですが・・・ チュチュ姫さんはいかがですか???

| プリシラ | 2006/12/29 14:24 | URL |

TATSUYAさんへ

はじめまして♪

コメントありがとうございます。

やっぱり 字幕抜きでも カンは当たっていたんですね!ちょっと嬉しいです。でも 役者として レオは やっぱりぬきんでているんだと思います。なので マット・デイモンは挑戦者の役割だったので 大変だったかもしれませんね。

聞いた限りでは インファナル・アフェアの3部作を一本にまとめたとか?なので 駆け足感が免れなかったんですね、納得。

こちらこそ TB させて下さいませね。

| プリシラ | 2006/12/29 14:27 | URL |

私は...

この映画、見ました。 インファナル...は見ていないんですけど、ストーリーは知っていたので字幕ナシでもなんとかついていけたかな...って感じでした。
私はレオではなくてマット・デイモン派なので(苦笑)、相変わらずデイモンくん、そつなくこなしているね♪って思ったんですよ。 で、レオは力み過ぎているように見えて、ちょっと疲れました。 人それぞれいろいろな見方があるので、面白いですね。

| kitkat_jp | 2006/12/29 23:27 | URL |

kitkat_jpさんへ

マット派の方には 失礼いたしました。

そつなく は 確かにあってるかも。でも そのそつのなさが 物足りないんですよー ワタシには。同じそつなし にも エドワード・ノートンとか サム・ロックウェルとかが いるのも つい比較の対象になってしまう。

でも ドグマ は とってもよかったです。彼の出てる映画では あれが一番好きですね。

| プリシラ | 2006/12/30 08:21 | URL |

しまった!! ゲーム用語を。。w

れあぽっぷ=まれに出現 って意味です。

オンラインゲームでは良く使いますw
m(__)m

| 温海~z | 2006/12/30 12:13 | URL |

温海~z さんへ

そ そうだったんですか・・・。確かに 言われてみれば その通り!ですね。

ゲームしないので わからなくて すみませんでした・・・。

温海~zも よいお年をお迎え下さいね♪

| プリシラ | 2006/12/30 15:25 | URL |

いや、悲しくはなりません

ストーリーが追えなくなるとかなり焦りますが、4文字がわかる自分に笑います。

あ、そうそう、こちらのリンクリストに入れていただけるとのこと、大歓迎です。こちらからもちょくちょく遊びにきますね!

| チュチュ姫 | 2007/01/01 01:19 | URL |

チュチュ姫さんへ

悪い言葉ってどうしてわかるんでしょうね、不思議。

後でリンクリストに入れておきますね。よろしくです☆

| プリシラ | 2007/01/03 22:57 | URL |

はじめまして

試写会行ってきました。
なるほど、本当の自分でないところが社会的に‘死者‘なわけですね。
するどい見方です~
デカプリオがんばってましたね。好印象を持ちました。
トラックバックさせてくださいね。

| ノルウェーまだ~む | 2007/01/11 13:12 | URL | ≫ EDIT

ノルウェーまだ~む さんへ

はじめまして♪ コメントありがとうございます。

ディカプリオ Blood Diamond でも 頑張っていましたよ~。でも あんなにたくさんノミネートされても きっと アフリカンのウィル・スミスに持ってかれるんだろなー と 悲しくなっています・・・。いつも 同じよ~な人にばかり 賞があたる傾向はやっぱり好きになれません。

TB こちらこそ よろしくです。

| プリシラ | 2007/01/11 20:23 | URL |

こんばんは

プリシラさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。

ディカプリオは今回の映画で見直してしまいました。
けっこう演技上手でした。
「アビエイター」もいいらしいので、観てみなくては。
ジャック・ニコルソンはキレている感じがあっていたです。
というよりイッチっちゃてる感じ?
デ・ニーロもキレている演技は迫力ありますが、やはり知性を感じちゃうかな・・・。
父親っぽいところもあるので、マーティン・シーンとかぶっちゃうかもしれないですね。

| はらやん | 2007/01/28 21:33 | URL |

はらやんさんへ

こんばんは!

レオは演技上手で ジョニデを若干19歳で食っちゃったくらいなんですが やっぱりタイタニックのせいで 過小評価されちゃってるな っていうのありますね。

ジャック・ニコルソンって そういう役を今でもまだしていますが 昔のデ・ニーロもこれまた キレキレが多くて でも そんな ボビーが好きです!多分最近は コメディとか出てて お父さん役とかしてるから そういうイメージ消えちゃったんでしょうね。ワタシとしては キング・オブ・コメディとかの キレっぷり もう一回やってもらえるのが 楽しみなんですが・・・。アメックスのCMも出ちゃったし もうやらないんでしょうね(同類に ゲイリー・オールドマン)・・・。

| プリシラ | 2007/01/28 21:41 | URL |

TB&コメントありがとうございました

ぜひ、ぜひインファを見てくださいね。
マーク・ウォルバーグは、元はラップを歌っていたから、そういう言い回しなのかな?
ブログの他の記事も見ました。海がきれいですね~

| サラ | 2007/02/01 22:14 | URL |

サラさんへ

コメント返し、わざわざありがとうございます!
日本に帰ったときに 楽しみに観ることにします。3部作だそうなので 全部一気に借りなくちゃ。

あの役は 多分 ああいうところの刑事さんなので 荒っぽい言葉づかいなのでは?ちょっと不良上がりの人で もしかして マーティン・シーンに世話になって 改心して刑事になったのかなぁとか 想像してみてました。

海、きれいですよね~。それがクイーンズランドの一番の観光資源なんですよ。

| プリシラ | 2007/02/01 23:09 | URL |

無間道

もうあのハラハラはいやなので
オリジナルを見る気持ちには今のところなれずにいます。
オリジナルでは(ダンカンに似てると思った)アンディ・ラウがマットの役ででているのですね。

次は日本でリメイクしてビル役をハッピーエンドにしてほしいです。

ロバートデニーロの悪い人も、道理が通じそうになく本当にいやですね。

| Happy Gilmore | 2007/06/03 23:07 | URL |

Happy Gilmoreさんへ

>もうあのハラハラはいやなので

確かにそうですよね。
まあ 色々ツッコミどころあり!となっていますが それでも ドキドキさせられたのは スコセッシの実力でしょうか。

>(ダンカンに似てると思った)アンディ・ラウ

・・・アンディ・ラウって ハンサム というか 人気なんですよね???
ってことは ダンカンも いける?
ひー。

>ロバートデニーロの悪い人も、道理が通じそうになく

最近だと 元FBIの人なので 大丈夫かも???

The Good Shephardは いい映画でしたので オーストラリアの酷評に負けず(いや Rotten tomatoesというべきか) がんばれ。

| プリシラ | 2007/06/05 20:28 | URL |















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| はらやんの映画徒然草 | 2007/01/28 20:35 |

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| 愛猫レオンとシネマな毎日 | 2007/02/01 21:01 |

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