Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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映画感想文祭り~ I do ~

がんばって続けている映画祭。
昼は暑いブリスベンからお届け中です。

前回に引き続き 今回もフランス映画。
フランス映画 好きなんです。
しかもテレビでも放映してることが多いので つい観ちゃいます。

フランス映画と言えば恋愛 てな感じがしますが 実は人情ものが多いところも好きなポイント。

そしてこの映画 かなり昔に観た 今調べたら10年前に観た映画 ディディエの主役兼監督だった アラン・シャバが主役を張ってます。
ディディエ

そんなに観た人はいないと思うけど このディディエって映画 とっても好きだったなぁ。
すっごいバカな話で 犬が宇宙からの放射線を浴びて人間の姿になる。
ほら もうバカでしょう。
でも頭の中はあくまでも犬なので 手を焼く飼い主だけど 実はサッカーの才能があることを発見 ご主人さまの支援するサッカーチームの危機を救う…と またもや泣ける映画(そんなのばっかり)で 中年男(犬)の奮闘する姿を見て もうけなげでけなげで…。

話はこの I Do に戻ります。 

ご存知かもしれませんが 結婚する時に

「汝はこのものを妻とめとりますか?」
と 教会で結婚式なんぞあげると聞かれ その答えが 

「I do」

なんですが タイトル通り結婚についてのコメディ。
日本で公開されるとき 簡単だからこのままのタイトルで公開されそうですね。
I Do

女系家族に育ったルイは実の父が亡くなってからコスタ一家で唯一の男の子 というわけで 若いころに大失恋をしてからずっと面倒を全部母と姉にみてもらっている。
そのまま43歳まで幸せに独身生活を満喫。
そりゃそうだ 家事は一切せず 自分ひとりできれいなアパートに住んでるならそりゃ幸せだ。

しかし家族はそう思っておらず 母と姉たちに結婚しないとだめだ と迫られ 結局思いついたのが 偽の彼女を作り 結婚式で捨てられれば それ以降結婚を強要されることもなかろう…という悪だくみ。
その相手として選ばれたのが職場の友人ピエール・イブ の妹で家具修復職人のエマ。
美人だけれど 性格に難ありのエマを 15000ユーロで10週間 完璧な婚約者として雇い 無事に家族にも気に入られ 計画は上首尾に終わるはず。
ところが話はそうはうまく進まない。

というのはコメディの常とう手段なのですが 実は途中で 

「あれ? 途中で話が飛んだ? それとも夢???」

と思うようなシーンがあり ちょっと予想とは違うパターンで話は進み 単なるコメディではなく 恋愛とは何か 結婚とは何かについて 考えさせられる映画になってしまう。

要は

「人が誰かを好きになるときは 自分の好みとか表面的なことじゃなくて 誰かをそのまま受け入れられたときなんだ」

という不変の真実を語っていたりするわけで その上に 43歳のおっさんが 世界は自分一人より誰かと一緒の方が豊かなものであり得 そして 自分は誰かを幸せにしてあげられる力があり そのために何かを捨てることで 違った幸せを手に入れることができる という 忘れられがちな視点があったりするのが この映画のいいところ。

しかしこの映画の問題点は シャルロット・ゲインズブール演ずるエマが なんだかどうにもキャラクターとして弱いこと。

映画の最初から紹介される エマのブラジルからの養子縁組の計画が 子供が作れないという負い目が女性としてエマをかたくなにしてる ということをほのめかしてたり 後からルイとエマがお互いにひかれていくようになり ルイ自身が

「子供持つのもいいかも…」

とか微妙に思うようになったりする そのきっかけになる という使われ方をしてたり と 大事なのではあるけれど それでもエマという女の子自身がなんとなく養子をとるようなタイプに見えないんですよね。

どうせなら思いっきりいわゆるかる~い女性で ほいほい 男の人についていったりするタイプ と 見せかけて実は… って感じだと よかったのかもしれないけれど シャルロットっていつまでも少女っぽい雰囲気があるのでイメージとどうにもあわない。

と書いて待てよ 女優なんだから イメージが…じゃなくて それを演じられないとだめなのだけれど シャルロットはそれができてないのが問題なのかも。
つっぱってるようだけど 実は優しいところがあって そこにルイが惚れる というのも そのつっぱりがあくまでも表だけ みたいのが見えると 観てる側は

「そうか!本当はさびしかったのね!」

と一気に共感できる という仕組みなんだろうけど どうもシャルロットってなんとなく基本的に 表情に乏しい感じで 少女時代のいらつく姿はかわいかったけど 大人になってもあんまり変わってないようで それがこの映画では悪い方に出ているみたい。

前回のエミールも同じようにかたくななところはあったけど なんだかいじらしいところがあったり 本屋の経営で頭がいっぱいで 恋愛どころじゃない!って 理由がわかっていたし いざいなくなってみると 実は自分にとって大事な人だった と わかったものの 違う人とつきあってるからどうにもならない…とか そうした人間としての葛藤が ヴィルジニー・ルドワイヤンの演技から伝わってきたけど シャルロット演じるエマは そういう性格を発揮できるシーンがあるようなないような。
後から思えばそうなのかな?とは考えつくけど 観てる間は どうも理解不能。

いつまでも僕ちゃんであるルイと しわん坊の友達のピエール・イブが キャラとしてよくできてるだけになんとなく残念。

ベタではあるけど エマをもっとどうしようもないタイプ (キャメロン・ディアスがよくやるようなタイプ と言えばいいのでしょうか)にして だけど実は…みたいな方がよかったんじゃないかなあとも思うけど やっぱりシャルロットにそんな役はなぁ って配慮があったのでしょうか。

とはいえ このダメ男 ルイも観てる側からすれば イラつくタイプかもしれないのでお似合いと言えばお似合いなのかも。

とはいえところどころでくすっと笑えるコメディ映画 多少 男性 女性 という分類分けが典型的すぎる気もしないでもなかったけど 最近のバカコメディ エロコメディばかりの中では貴重なタイプで一種の清涼剤でした。
こういう映画 もっと公開してほしいです。





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| エイガ | 20:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

DVDSHOPで借りようか迷ってる映画なので
ものすごい薄目で記事を読みました(結局読んでる)
とりあえずいい感じでくすっとできそうなので今度の火曜日に借りようかなー?

ところでプリシラさんは
BIFF(ブリスベン国際映画祭)どれか行く予定ですか?
今プログラムとにらめっこしてます

| D | 2008/07/20 22:23 | URL |

Dさんへ

結構厳しく書いてますが 楽しく観られるいい映画でしたよ。The Valetの方が私は好きだったけど こちらは同僚のピエール・イブのキャラがよくって最後にはきちんと皆幸せになる いい映画でした(性差別主義が色濃く残ってるのは抜きにして)。

BIFF観たいの何本かあるのですが 去年は全部夜9時からで 結局茶の味と隣人13号を観ました。
他に観ようと思ったのは 確かチケット売り切れでした。残念。
毎年映画がたくさんあるので迷っちゃいますよね~。

| プリシラ | 2008/07/21 12:31 | URL |















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