Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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映画感想文週間 ~ ダン・イン・リアルライフ ~

最低気温が12度といきなり暖かなブリスベン。
先週出してきた羽毛布団だと非常に暑く 夜中に大汗をかいて目が覚めました。
コドモじゃないんだから・・・。

さて 映画週間第2日目。

今日は アメリカのダメ男。
ダン・イン・リアルライフ です。
Dan in real life

ぱっと見いい人そう 実際いい人らしい スティーブ・カレルが主役です。
俳優になる前は郵便配達をしてたとか…。
ルーク・ウィルソンにちょっと似た めちゃくちゃハンサムじゃないけど いい人そうなのがポイント高い彼。

この映画の主人公ダンは新聞の生活担当コラムニストで 読者に生活上の知恵を書いており 人生のエキスパートとされているけれど 実際には妻を亡くし 残された3人の娘たちを扱いかねている という設定。

映画のタイトルはここにかけているんでしょう。
つまり 生活コラム担当ダン というのと 実生活でのダン っていうわけで 表向きはエキスパートながら 実際は…って意味。

さて ダンは ボーイフレンドに夢中の反抗期まっただ中の娘と 大人になりかけの17歳の娘 まだまだ子供な11歳の末娘と 恒例の家族で過ごす休みのためにロード・アイランドの両親の家へ出かけるも 微妙に居場所がない。
追い出されるように出かけた書店で偶然出会った女性に一目ぼれ。
家へ帰って報告しているところへ現れたその女性 マリーは実は弟ミッチとつきあいだしたばかりだったというわけで この先二人の運命はいかに。

という まさしくロマコメの王道で 二人の間のアクシデントなんかも結構今までロマコメで観たようタイプが多いし わざとらしい…と思うようなシーンも結構ありました。
でも 登場人物がどの人もいい人で 悪い人は出てこないし 家族の間の和解なんかも きちんと描かれているので 安心して家族で観ることのできるコメディ と言ったとこでしょうか。

とはいえこうした映画に特有の 人物造形の類型化っていうのは否めません。
だからこそ 安心して観られるのですが もう少しひねりがあってもいいのかなぁ というのが本音。

それにせっかくフランス女性のジュリエット・ビノシュを起用したわりには あまり彼女のフランスっぷりを生かしてない。
使い古されたとはいえ フランス人へのあこがれはまだまだ強いと思うので そういう違いをちょっと出してもよかったのかも。
それとも彼女が異常に単語を知ってる とか 旅行をした ってことで そういうのを出したつもりなのでしょうか。

多分この作品は 知的なコメディを狙ったのだと思うのですが でもそれにしては微妙に生ぬるい。
この映画に出てくる ダンに代表される男性層 マリーみたいな女性層 それともお父さんが理解してくれない!と嘆くティーンエージャーも…と色々と狙い過ぎた結果なのでしょう。

これを見たあと リトル・ミス・サンシャインと40歳の童貞男って 本当によくできてたんだなぁと再確認。
もちろんスティーブ・カレルのいい人感はまんべんなく発揮されていたのですが やはり 自分はこの映画のターゲットから外れてることを実感した次第です。

さて ダメ男シリーズということで アメリカのダメ男について考察。
正確にいえば ダンはダメ男じゃあないんです。
コラムニストとして活躍してるので 社会的には成功者。
40歳の童貞男の場合とはちと違う。彼は仕事も今イチでした。

でも私生活は 恋愛関係は全然ダメ 娘との付き合い方もよくわからない! というところは結構ダメダメで 子供たちをドライブに連れ出せば 行く先行く先閉まってたり・・・と そういう面でダンのダメっぷりを出そうとしてるのはよくわかりました。

思うに アメリカのダメ男の場合 社会生活はどうあれ 私生活がダメ ぶっちゃけ 恋愛がダメだと相当ダメ男度が高いとみなされているのでは。
仕事も 恋愛も 子育ても まんべんなくできてこそ 男。
仕事ができても パートナーや子供を幸せにできないようじゃ 男じゃない!

アメリカの男性 大変です…。

ダンはダメ男じゃない!と思って本物のダメ男を探すと この人がやってる役が代表的かも。
jack black

ジャック・ブラック兄貴です!

最近ではキング・コングや ホリディで 真面目な役をやってましたが どうもいつ面白い顔してくれるのか…とか違う意味でドキドキしてしまいました。

だけど この人がやるダメ男って 外から見たらダメ男なのに 自覚してない。
自分には才能があるけど 社会がまだわかってないだけ とか 勝手に思ってるわけで こういうタイプはダメ男ではあるけれど ダンに比べたらまったくもって幸せなわけです。

こうやって 二人のキャラクターを比べると アメリカ流ダメ男は 実質ダメでも 希望を持ってる奴は成功する!というのと どこかがダメでもなんとか自分で解決する!というわけで 結果 アメリカ人は希望とか可能性が大好き というのがほの見えてくるような…。

でもその前には くっきりと 成功者のひな形があって そこにあてはまらないと全員がダメ!とみなされるような 自らに対する厳しさがあって その成功という定型へ向けてひた走らなくちゃならない というような強迫観念もうかがえます。

そういう社会からの押し付けに対抗する アメリカ標準では最高のダメ男=オタクながらも ダメダメぶりが最高に突き抜けた結果 一転して最高にかっこいい男となったのが バス男 こと ナポレオン・ダイナマイト なのかなぁ。
バス男 ポスター






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