Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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ライラの冒険 黄金の羅針盤

シェアブログdokidokiに投稿

書かないと忘れてしまいそうなこの映画 ライラの冒険。
観たのは一カ月以上前のことです。

ニコール・キッドマンに ダニエル・クレイグという豪華な顔ぶれに加え ファンタジーという オーストラリア人好みだったはずだけど 意外にヒットしなかった とか。
しかし 本屋に行ったら 本は軒並み売り切れだったので たぶん結構ヒットはしたんじゃないかと思うんですけども。

日本ではまだ公開前なのに こちらではどこも上映終了。
細々~と継続上映してくれたりはしてないところにも 人気のなさがうかがえます。
ニコールの集客力 もはやあまりなし?

とか 意地悪なことを書かれてしまってましたが 映画そのものは結構よい出来。

というのも 映画を観た後で原作を読みたくなったから。
たとえば同様な作品でナルニア国物語がありましたが あれは子供の頃に読んだっきりだったけれど 映画を観た後で原作を読みたかったか と 聞かれると答えは否。

意外と巷の評判を見てるとつまんない!っていう声が多いみたいだけど 多分宗教的なことをよく知らないとこの映画 この原作の意味ってなかなか伝わらないらしい。

というのも ダイモンとかいう動物型のモノ あの魂が隣を歩いている そして大人になると固まり その人の性質をあらわす というのは しごくキリスト教的でありつつ それでいてキリスト教的なものへの挑戦状なのです。
だって キリスト教原理主義では 動物には魂などなく 人間にしか魂がないのです。
だから 人間は天国へいけるけど 動物は天国へは行けない・・・。
そんなものが魂のあらわれ なんて すごい。

役者さん 特にニコール・キッドマンの演技はなかなか。
美しいけれど 底に秘めた残忍さ 母のような優しさから 一転して見せる支配的な性格。
ニコール ただのきれいきれい 賞狙いの女優ではない と 感じさせるすごさ。
相当難しい役柄だった と 思います。

その反面 アズキエル卿役のダニエル・クレイグは ちょっと残念。
次回に期待 ってところです。

そして 主人公ライラのこまっしゃくれぶり 最高。
最初は観てて イライラしましたが あんなふうに女の子が社会の規定する女の子じゃなく 知恵と勇気を持って 時には平気で嘘もつける度胸のある子が主人公になれるのは 日本ではなかなかないような。
アニメなんかではありますが それでもやっぱり 男の子に媚びるように涙をこぼしたり けなげだったりしてるところ そんなとこはライラには一切なし。

そういえば 私もこんな子供だった…と ふと思い返して感情移入。
もちろん ライラほどにかわいらしくもなかったけれど 他の女の子が男の子に媚びたり 男の子と対等でいたい と ふるまい 当然一緒に遊んでいる私を 他の女の子たちは

「あの子 いつも男の子と遊んでて 男の子がそんなに好きなんだ」

などと陰口を叩かれて 本当に女の子の友達 などというものは欲しくなかった。
だけど 男の子の方でそのうち 女と一緒にいるから弱虫 みたいな風にからかわれ 次第に女の子の友達の方が増えてしまったけれど 大学に入ってさえも女の子の友達は正直苦手で 女性を感じさせない友達が何人かできて ようやく 性別を気にせず 友達になれるようになった。

ライラはそんな私の子供時代の理想そのもの。
友達の男の子を助け守る勇敢な女の子で カワイイ服を着ていながら 女の子の持つ独特のイジワルぶりのない まっすぐぶり。
女の子女の子していなかった少女時代を持つ人ならば ライラのことがきっと好きになるでしょう。

他の方には それほど期待しないで 原作の概略を知ると同時に 美しい映像に酔うことをお勧めします。
大体 キリスト教へのアンチテーゼを大々的に詰め込んだ原作を 完全に映画化することなんて不可能なんだし それを期待するのも無意味。
ならば 映画でだけ可能なこと そう 世界観を堪能する に 集中するのが 賢いというものです。

さて この映画を観にいったのは 都心から20キロほど離れた映画館だったのでした。
割引券をもらった というのが その理由ですが 日曜の夜だったせいか 映画館は大体5割くらいの入りでした。

最初はだれもいなかったところ 次々と人が入ってきて 最後に 私と同居人の前に座った人。
なんと 異常な臭さ。
しかも 映画に遅れそう!ということで 走ったのか 汗の匂いと混じり 臭気プンプン。
2席離れた私には被害はそれほどなく 

「ん???ちょっと 臭う???」

くらいだったのが すぐ前の席に座られた同居人は

「ギャアアアアアアアア息ができないいいいいいい」

くらいの臭さだったとか。

席を移ったら?と勧めても我慢していましたが もう その匂いはものすごかった とかで そのうえ 映画に退屈していたらしく 頭をぼりぼり 体をカキカキ するたびに 臭いがもわ~んと広がったそうです。

その他も しょっちゅう喋る人やら お菓子をこぼして平気だったり オーストラリアじゃ普通迷惑なのは若い人なのが相場ですが どうもこの郊外では 大人の方がはるかに迷惑で 6人くらいで来ていたティーンたちは おとなしく映画を楽しみ 終わったら

「けっこー面白かったね」

などと口々に言いながら出て行ったのでした。

侮れない オーストラリアの大人たち。

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| エイガ | 20:13 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

なるほど、

動物に人間の魂がある、という設定は、宗教から考えると、そういうことがあるのですね。
私には単に面白いだけですが。

ダコタちゃんは、まっすぐで意志が強そうで、よかったですね。

たとえコケても、3部作、作ってほしいものです!

| ボー | 2008/03/04 01:49 | URL | ≫ EDIT

ボーさんへ

私にも 「動物が魂になって 横歩いてるなんて かっこいい!」くらいなんですが でも 蛇とかならまだしも なめくじとかなら なんか涙出そうになるかも。

2部は決定してるそうなので きっと第3部までやってくれると思います。ナルニア国物語も 第2部が公開になるそうですね。楽しみです。

| プリシラ | 2008/03/04 16:49 | URL |















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