Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【映画】コントロール

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多分今年観た中で一番観た価値がある と 思ったのがこの映画。

ミュージシャンの生涯を描いた映画は数あれど これほど冷静にかつ愛ある映画は久しぶりかもしれません。

知ってる人は知ってるバンド ジョイ・ディヴィジョンのボーカル イアン・カーティスの短くはかない一生を白黒の映像で鋭く描き 身近にいたらどうしようもないだろう ミュージシャンの生き方と 心のうちに迫ります。
コントロール

聞けばこの監督の初の作品というからビックリ。
でも U2のヨシュア・ツリーや デペッシュ・モード メタリカなどのジャケット写真やビデオを撮ってきた というから その映像感覚とは使い古された言い方だけれど 他の監督とは一味違います。

話の内容はといえば ファンの方にはおなじみのことばかりなのでしょうが 熱烈なファンとはいいがたい私には 23歳で自殺してしまった・・・ということ以外は知らないことばかりで だけれど イアンがとても芸術的な人間で マンチェスターなんてところじゃなくて ロンドンで生まれ育っていたらこんな結果にならずに済んだのかな と 思いつつも 暗くて陰鬱 未来の見えないマンチェスターだったからこそ 彼の詩才は花開いたのかもしれない とも 感じました。

映画のタイトルにもなった コントロール という歌。

これが 映画のキーワード。

体のコントロールを 癲癇という病により失い 有名になっていく中で 今まで愛していたはずの妻と 新しく出会った彼女への愛情に引き裂かれ 自分の信じていたものを失っていく という感覚。
そして ミュージシャンや芸能人がよくいう

「どこまで与えてもファンはきりがなく 自分を求めてくる」

という 悪循環のような不安。

こうした 自分の心のコントロールも失っていき 自殺という結末へ至る その心理が 淡々と描かれています。

暗く地を這うようなボーカルに乗せ 孤独を歌ったイアン・カーティスは 自分の心の闇に飲み込まれてしまったのでしょう。
そして 残されたのは 自分が逃れたかった故郷の街を漂う 煙が一筋。

見終わった後の暗澹たる気持ちもそうですが 人の無常 という言葉がこれほどふさわしい映画も久しぶりでした。

何を書いてもこの映画の魅力というかすごさは伝わらないので 機会があったら是非映画館へ足をお運びください。

しかも この映画中でのJoy Divisionの楽曲はすべて俳優さんたちが演奏しているそう。
そんなこととは思えない 迫力に満ちた演奏で CDも購入予定が決定しています。

とにかく 

暗い映画が好き
どんよりしてもいいから ずしん と こたえる映画が好き
80年代のマンチェスター系が好き
アート系の美しい映像が好き

という方だけではなく 

人生がやるせなく すべてが思うようにいかないように感じてしまう方
何もかも 手のひらからこぼれ落ちていくような気がしてしまう方
生きていても仕方ないかなぁ・・とか たまに思ってしまう方

自分ひとりじゃないんだ と 確認するためだけにも 観てください。


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| | 2007/12/28 17:22 | |















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