Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【映画】Eastern Promises/イースタン・プロミス

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はじめにお断りしておきます。

クローネンバーグのファンです。
ヴィゴ・モーテンセンってかっこいいよなぁって思ってます。

なので この映画の見所は

ヴィゴ・モーテンセンのロシア訛り
ヴィゴ・モーテンセンの暴力野郎ぶり
ヴィゴ・モーテンセンの裸体

だったりと もうまったく中立性がないのですが それを差し置いても 面白い 観て損がない作品でした。
イースタンプロミセズ

しかしですね またもや 英語の難関が待ち構えていたこの映画 イースタン・プロミセズ。

そう主役は ロシアンマフィア・・・。
ゆっくり喋ってるからわかりそうなもんですが 訛りの強さに字幕が欲しいくらい。
しかし 主役のヴィゴ。

「あ~いむ じゃすと ドライヴァ~」

は笑うとこなのか そうじゃないのか 微妙ですが いやいや本当に強面で 前作 ヒストリー・オブ・バイオレンスでも 実は・・・という ロード・オブ・ザ・リングスのステキなアラゴルンからは想像もつかないような 恐ろしい役をやっておりましたが 前作はまだしも 最初はフツーのお父さんだったのに 今回は最初っから マフィアですから。
ヴィゴ2

こ こわ・・・。
頬に走る傷跡も 凄みを増すのに一役かってます。

この映画 かつてのクローネンバーグの グログロ ドロドロ路線とは随分変わってきていて まるで イギリス版ゴッドファーザー ロシア版 みたいです。

マフィアは表向きには 普通の仕事をしているようで 普通の人間みたいに見えるけど 実は裏では・・・っていうところや 
マフィアの秘密儀式

という ロシアマフィアの裏側をじっくり描くと同時に 定番ともいえるような

父と子の対立 

バカ息子(また ヴァンサン・カッセルが こういう役をやらせたら上手で上手で・・・。こんなに バカをやらせたらうまいヒトっていない!)と利口な息子の対立 

マフィアというものの持つ 家族的関係つながりと移民との関係性(映画の中では よくパーティを開き 親交を深め合っており 移民社会のイギリスがよく描かれています)

という 普遍的な家族 移民の姿をマフィアと絡めて描いております。

そして しがないドライバーと見せかけて どんな恐ろしいことも暴力も辞さない 裏稼業に生きるニコライのマフィアの中での上昇と 彼が誰にも知らせていない大きな秘密 で サスペンスが盛り上がります。

それとあわせて 映画の中心となるのが ひょんなことから 死んだロシア女性の手帳を入手 彼女の家族に残されたまだ赤ん坊の娘と共に渡そうと奔走する 善意に満ちたロシア系2世の助産婦アンナ との 交流。
出会い


ニコライは自分の立場から 奥さんや恋人をもつこともなく どうやら 普通の男性のように 女性を買ったりすることにもそれほど興味がなさそう。

そんな彼が 同様に寂しい女性であるアンナを知り 最初は単にうるさい と 思っていたようなのに 次第に心惹かれていく様子を ヴィゴは上手に演じていました。
そうした様子は最初は単に 心が冷たい冷血漢だから と 思えるのが最後にはそうではなかった と すべてわかるようになっている作りの上手さ。

アンナを演じるナオミ・ワッツも 自分の正しい心のせいで 裏社会へとすれ違うことになってしまう アンナという女性を自然に演じています。

そしてもう一つの主人公がロンドンの街並み。
グレーのどんよりした街が また この二人のやるせない心理を表しているよう。
ナオミ

口元がちょっと歪んでいるのも 整形バリバリ のプラスティック感がなくて これまたよい。

しかし この映画 ものすごーく暴力シーンが多いです。
出だしから 最後まで 時たま叙情的なシーンを混ぜながらも 全体的に裏社会というものが主人公なので 気の弱いヒトなら途中退場しちゃうかも。
パンズ・ラビリンスくらい いや もしかしたら あれ以上かもしれません。

そして 何よりの見所。
そう それは ヴィゴ・モーテンセンさまの 裸体がおがめるのです。
ヴィgさま

これはまだまだ序の口です。

映画が成人指定になりそうな理由の一つに

男性の素っ裸

というのがあり ヴィゴさま この写真以上の裸体を披露してくれます。
鍛えられていながらも ちょっとたるんだところが またステキ。
本来ならそのシーンは 大変なシーンで 目を背けたくなるようなものだったのですが 私の目はもうヴィゴさまの裸体に釘付け。
瞬きしてなかったかもしれません。
いや~ いいもの拝ませていただきました。
ヴィゴさまファン 必見です!(暴力のシーンは目をつぶってればいいし)

暴力まみれの中で たまたま交差した環境の中で ふと心と心を通わせるニコライとアンナの姿は まるでロシア文学の中の主人公同士のようで エンドシーンの静けさは 悲しく 寂しく それでいて切ないものが走ります。

実はこの前の日に 今年の最高傑作!と思うような映画を観てしまっていたので その時はそれほど うわぁ~ とはおもわなかったのですが ニコライの悲しそうな目といった 繊細な演技を思い出したりするくらい 後々まで色々とイメージが残っています。

暴力社会に生きている人間たちもも 弱さ 優しさ 親子の感情があり 普通の人間と同様に人間らしさがあること 暴力を礼賛することなく 冷静に暴力を暴力として描き そういう社会もあるのだ と 平静に描ききったクローネンバーグの力量にも脱帽でした。
タイトルにもなっている イースタン・プロミセズ つまり東側の約束とは ロシアの貧困と そこからの脱出に憧れる少女が 約束された明るい未来 のこと。
そこに ふと かつてナオミ・ワッツが主演し 一躍スターダムに上ることになった作品 マルホランド・ドライブとの共通点を見出したり。
あの映画も田舎から ハリウッドという西へ 女優という夢を約束する土地へやってきた若い女性が 転落していくというテーマでした。

こんな映画を撮るようになったなんて クローネンバーグも巨匠になったのねぇ・・・と 腋の下から吸血していた映画を思い出して しばし感慨にふけったのでした。
 
それにしても カタカナ表現のとき 日本ってやっぱり 複数のsは省くのね…ということで 今後の日本人の英語力向上のために 分かりやすい という理由はあるにしても sはつけるようにお願いします!(←真剣です)






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| エイガ | 20:18 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

サウダージ監督

クローネンバーグいいですよねー
おどろおどろしい中に切なさを演出するところが
とても好きです。
今度の映画もぜひ見てみたいですねー。
他の作品でプリシラさんのお勧めは何ですか?

| usamsmb | 2007/11/02 01:39 | URL | ≫ EDIT

usamsmbさんへ

usamsmbさんもクローネンバーグ監督 お好きなんですか???
嬉しい~♪

他の作品 というと クローネンバーグでしょうか?

スパイダーはファンのヒトからさえも あまりにつまらない という評価なので未見なのですが 戦慄の絆 と 裸のランチでしょうか。
意外とイグジステンスも好きです~。また観たくなりました!

| プリシラ | 2007/11/03 20:44 | URL |

おそっくりさん

そです、クローネンバーグの作品です。
戦慄の絆で出てきた医療器具って裸のランチの世界と
リンクしてると思いません? どちらも肝にずどーんと来る
シヴイ映画ですね。

| usamsmb | 2007/11/04 02:15 | URL |

usamsmbさんへ

クロちゃん(長いので勝手に省略)って 最初は

身体改造

的な話 多かったですよね~。
腋の下から吸血とか 子どもがなんか増えたりとか。
忘れてたけど ザ・フライは 涙しちゃいました(ヘン?)
そんな映画を毎晩上映してたポルトガルって 絶対ヘンな国だと思います(旅先のテレビで毎晩やってました)。

イグジステンズとかくらいまで そういう医療とか 身体関係を引きずってたけど いつのまにやら (スパイダー?) 精神的な変容へつながり ヒストリー・オブ・バイオレンスでそっちに行っちゃったのでしょうか?

考えてみれば 麻薬など 裸のランチとかに出てきてるものだちって 暴力へ発展はするけれど 精神的な変容があってこそ のものかもしれませんね。

| プリシラ | 2007/11/04 20:33 | URL |

観ましたー。

俳優はみんな良かったんですが。
お話として、何がいいのか分からず、でした。
ヴィゴ、なまってましたねえ。
ハダカにはさせられるわ、俳優は大変です。

| ボー | 2008/06/27 00:46 | URL | ≫ EDIT

ボーさんへ

この映画 非常に批評家受けしてました!
やっぱりロシアという意外な題材が受けたのかも?

受けた原因はヴィゴさまの裸体だ…と 勝手ながら思ってます(笑)

| プリシラ | 2008/06/27 20:05 | URL |















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「イースタン・プロミス」

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| 或る日の出来事 | 2008/06/26 23:23 |

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