Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【映画】憎しみ

憎しみ スペシャル・エディション 憎しみ スペシャル・エディション
ヴァンサン・カッセル、ユベール・クンデ 他 (2007/06/14)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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ジャケットが怖くて しかも映画紹介では

フランスの暴力の実態を描いた問題作

などと書かれていて ジャケットは コワモテの男3人が白黒で銃を構えて映っており

んー ちょっとテイスト違うかも

とか思って観ないでいたら GoMAで上映される ということで これもチャンス と思って鑑賞。

ビックリしたことに 無料だったせいか それとも 暴力 が テーマなせいか 若者がわんさか。
いつも見かける芸術好きそうな方もいらっしゃいましたが 殆どが 普段はアート系の映画なんて観なさそうな若者ばかりでビックリしました。
アジア系の女性が何名か一人で来ていて やっぱりなかなかこういうアート系と観られがちな映画をいっしょに観てくれる人って いないんだろうなぁ とも 思ったり。

さて 内容ですが

宣伝とちょっと違うじゃん!

というのが最初の感想。

確かに映画中に出てくる状況は ひどく暗く希望もないもので フランスが抱える移民問題に基づく 人種差別 貧困 社会格差 など 社会的問題と正面切って向き合いながらも それが深刻になりすぎないよう 軽妙かつ切れる台詞 ブラックな笑いと カル~いノリを交えたユーモア シャープな映像 と 思っていたような

暗くて どんよりと憂鬱 

というイメージと全然違いました。

とはいえ パリといえば 今でも アモール と オサレ の街 というのが定番なのに そんなところに移民に貧困層の白人 というマイノリティを主人公にし パリという街の持つイメージを覆すような現実をまざまざと描いた というだけで 十分 画期的 衝撃的といえるでしょう。

最近色々な映画で描かれている 移民の置かれた絶望的な環境
仕事もない 将来もない そんな中で同じ苦境の中で育ち 友情だけしか持つものがない青年たち。

ところどころに挿入される

世界はキミたちのもの

という ポスターが貼られていて それを

世界は俺たちのもの

と 書き換えるところに 絶対世界は彼らのものにはならないし そんなチャンスさえも与えられないだろう なのに それでも若者だけが持つ どんな状況にあっても未来へのかすかな希望を願う切ない心情が現れているよう。

ただ 彼らが噴出させる暴力 怒りも 彼らのバックグラウンドを見ていたら理解できるのだろうか とも 思いましたが 理由なき怒り 世の中の不公平に対しての怒りを 適当に吐き出している姿は あまり共感できるものではありませんでした。
それしか感情を表現する術を知らない という 環境にあるから というのが理由なのかな とも 思いました。

ラストシーンは 唐突 暴力的 そして ひどくシニカルなもので 今まで描いてきた明るい側面を一気にぶち壊すようなものだったので だからこそ 

フランスの現実

というものを 改めて目の前につきつけるような効果がありました。 

最近では 人種の対立がオーストラリアでは問題になっていて アフリカ人は問題を起こすから これ以上アフリカから移民は受け入れない と 宣言して 問題になってたりしますが この映画の主人公3人は 人種を超えて友達。
そこにも すべてを移民という人々の持つ または起こす問題は 文化 人種 言葉が違うからだ と つい断言しがちなところを 人と人として友達となるには それは関係ないのだ 白人だろうが アラブだろうが アフリカンだろうが わかりあえる 問題を起こすのは 社会的差別 格差 なのだ と わかりやすい形で教えてくれる マチュー・カソヴィッツ。
アメリの 写真マニアオトコを演じた 甘いマスクのハンサムさん と だけ思ってると大間違い ってとこでした。

クリムゾン・リバーはあんまりあれだったけど 巷では評判の悪い ゴシカ あれは 結構好きなので 新作に期待して待とうと思います。

でも 主役が ヴィン・ディーゼルらしくて・・・やっぱりハリウッドものになってしまうのかしら???

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