Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【映画】トリュフォーの 柔らかい肌

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柔らかい肌〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選11〕 柔らかい肌〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選11〕
ジャン・ドサイ、フランソワーズ・ドルレアック 他 (2004/12/15)
日本ヘラルド映画(PCH)
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ブリスベンのGoma 現代美術館では しょっちゅう映画を上映しており 現在はフランスヌーベルバーグ特集(これがまた ニューウェーブ なんていう英語になってて ちょっと雰囲気がないように感じます)をしています。

たまたま新聞で発見した このトリュフォーの映画。
トリュフォーは随分観たけど これは未見だったので 取るものもとらず 慌てて美術館へ。
洗濯物も後で干そう!

というわけで 美術館へ行くと 入り口のところに女性の警備員さんが立っていて いきなり

「傘はしまってください」

と言い出すではないですか。

それはいいけど いきなりそういう言い方ないだろう みたいな。
かんじわるーい。

美術館の入り口とかは 警備員さんでも顔なので 態度には気をつけたほうがいいかと思うのですが でも 色々と悪さをしたりする人もいるのと 女性なので権威を保たなくては というわけで そういう態度だったのでしょう。
でも それなら 男性にすりゃいいだけなんですが やっぱり男女平等じゃないといけないから 仕方ないんでしょう。

というわけで 肝心の映画ですが これ トリュフォーの最高傑作 ということなのですが 観ていて思ったのが

トリュフォーって 女性を愛していたというけれど 本当は女性が嫌いだったんじゃ?

一見すると 若い女性のとりこになる 中年男性の悲喜劇 であり 一見誰もが相手のことを愛しているように見えても 実際には誰もが自分のことが一番大事 という描き方は平等に見えても 女性の気持ちの移り変わりに 微妙によくわからないものがあるし 何より女性に対する

「オンナって わかんネ」

みたいな態度がなんとなく際立っているような気がしました。

それに加えて この奥さん ものすごーく怖い。
ヒステリックで 社交がダイスキ。
子供はいるけど 養育係の女性に世話は任せきり。
いい人ではあるみたいだけど なんとなく虚ろな女性で自分がない感じ。

この人の描き方を見てると トリュフォーが

「こんなオンナが奥さんなら 浮気もしたくなるってもんでしょ」

みたいに言ってるのが聞こえるような気さえします。
そういえば この次に撮った 華氏451度でも 奥さんのリンダ こんな感じでしたね。

とはいえ ラストシーン 奥様の表情がぞくっと怖くて 人の心の深淵を覗き込むようでした。

浮気相手となる フランソワーズ・ドルレアック演ずるニコールも 果たして このピエールという男を愛していたのか それとも 

「高名な文学者とつきあえる」

という いわば 有名人シンドロームにかかっていたのか どちらかというと 後者めいた描き方をされていたりもして。
そして これまた このニコールの考えていることもよくわからない。
この人 結局 浮気相手が本気になったから いやになっちゃったんでしょうか・・・。
浮気のおいしいとこだけ 欲しかった みたいなとこですか?

既婚にせよ 未婚にせよ フランス女性が皆こうなら そりゃ男性が浮気したり なかなか結婚したがらない気持ち とても理解できます・・・

という 間違った感想はおいておいて 中に出てくる当時の風俗がとても楽しい。

60年代のファッションは 今見ても女性らしくて ステキだし 主婦は 家の中でもスーツなんか着ていて お化粧もきちんとしていて もう 家ではジャージみたいの履いてスッピンの私には とても真似できません!
大体 近所だったら既に Tシャツ短パンビーサン ノーメイクで外出できてしまっていて もう日本へは帰れない・・・と 危機感さえ覚えています。

車や 家の内装なんかも 古くもモダンでこれまた ステキ。
しかし 寝室の壁は 会場から笑いがもれるものでした。

ピエール夫婦の寝室の壁は普段は下されているけれど 夜寝るときには 紐か何かを引っ張って 壁を引き上げるようになっています。
その壁に水彩画みたいな絵が描いてあって 

「そ それは ちょっとどうなんですかー!」

と 言いたくなるようなタッチ。

そのうえ 夫人がピエールと仲直りというか 床を共にするときに 昼からその壁をガラガラーと引き上げて その場にいた乳母さんが

「ああ またなのね・・・」

みたいな顔してこの夫婦の娘を

「さ 部屋で遊びましょう」

と追い立てるシーン あれは 笑ってよかったのか どうなのか 今でもわかりません。

それにしても フランスって 浮気についての映画が本当に多い!
浮気は文化 なんでしょうか・・・?
それとも 恋愛文化 ってヤツでしょうか。
どちらにしても 男女の間の葛藤 どんなに満たされていても つい キレイな人にはフラフラ~っとしてしまう男性の性 手に入らない物はどうしても欲しい 手にはいってしまえば どうでもいい みたいな 女性の理不尽さ が 存分に描かれておりました。

そして 映画から得た教訓。

何か見られて困るものがあるときは 絶対家に持ち帰らないこと!

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| | 2012/10/27 17:27 |

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