Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【映画】Take the lead(日本未公開)

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Takethelead

今さっき調べたら この映画 日本未公開なんですね。

あら 勿体ない。

話の内容はといえば ま ありふれています。

荒れに荒れてるNYの公立高校。
学校に入るには 銃器チェックが必要。
人種間の抗争が絶えない。
アフリカ系の生徒は麻薬に溺れたり ギャング間の抗争で命を落としている状況。

そこに たまたま通りかかった 伊達男のダンス教師が 自分にできることとして 居残りさせられている生徒たちに 社交ダンスを教えることで 彼らの人生を変えようとし そして 実際 変って行く・・・。

前にもこういう映画あったなぁ

なんて 言わないで下さい。

予想できる内容ですが これが意外にいいんです。

というのも それは全て アントニオ・バンデラス のおかげ。

バンデラスの演ずる ピエール・デュレインが何より いい。
ステキなスーツに いつもきっちりとスーツを着こなし 住んでいるアパートメントは上品でこぎれい。

ああ こんな人になりたい こんな生活をしたい!
バンデラ



不良と呼ばれる ダンスしかとりえのない 子供たち ピエールが見せた セクシーでホットなダンス ヒップホップダンスに負けない動きに 圧倒されたのもあるけれど きっと このダンディな ピエールに 最初は反撥しながらも 憧れたのではないでしょうか?

だって 彼らを取り巻く大人は どいつもこいつも最低で 人間として 尊敬できるような人は殆どいない。

親は酒びたりだったり 売春で生計を立てていたり。
勿論事情は色々あるんですが それが自分の親ともなれば 子供としては将来に希望を持てないのも仕方ない。

一方 学校で会う教師たちも 自分たちのことを 修正不可能 将来は死ぬか ギャングか ジャンキーか で 役立たず とにかく無事に学校から出ていって欲しい と だけしか 思っておらず 自分たちに対しては 常に権威をふりかざし 規則でがんじがらめ 命令しかしない。

話を聞こうとする大人など 彼らの周りには 存在していないところへ 突然現れた 異邦人。

スペイン訛りで だけど 完璧な文法の英語を操り 自分たちを Mr. Ms. と きちんと 「さん」づけで呼んでくれて 怒鳴ったりせず 命令せず 優雅なやり方で 意固地な子供たちに つきあってくれる。

思うに 問題児 って 概してこういうものなのかもしれない。

誰も自分のことを 人間として 扱ってくれない。

そんな不満と 将来への不安 それを相談できる相手もいない。

それが 彼らを問題行動へと駆り立てるのかも。

この映画が示す内容は 勿論真実100%とは限らないかもしれないけれど 子供たちが居残り時間に 数学を勉強するわけでもなく ダンスをしている と わかって 抗議に訪れた両親たちを前にぶつ バンデラスの 台詞に現れている。

「自分がダンスを通して教えているのは 尊厳と 敬意と 礼儀です。自尊心を持てば 他人の命も大事にできるようになります。女性に敬意を持てば 自然と女性の扱いも変わってきます」

まさしく その通り。

例えば スーパーのレジでだって 

「いらっしゃいませ」

と 言われて 黙っているお客より にっこり笑って

「こんにちは」

と言ってくれる人の方が 嬉しいに違いない。

自分たちがいらっしゃいませ、と言われないと

「あの店 お客への対応が悪い」

とか 文句言うくせに 自分は何も言わない人もいるだろうけど そういう人は おいておいて。

尊厳だの 相手に対する礼儀というものは 誰かに教えてもらわない限り よほどのことがないと 身につけようとするものではない。
そういうことを 教えてくれようとする人に出会えた この生徒たちは 本当に幸せだと 思いました。

勿論 こうした 貧困家庭ばかりではなく 上流家庭に育ったお嬢さんでさえ 同じ境遇にあることを示したりして この映画は 

「問題児たちが いい先生に出会って 人生変わる」

というよくあるパターンに ちょっぴり普遍的な様相を与えています。
勿論 この生徒も すばらしい先生である バンデラスに

「ダンスが好きなら 君はダンスするために 生まれてきたんだよ」

と教えられます。

下手でも 自分の好きなことは 頑張ってやりぬきなさい。
人生には やり直すチャンスは 必ず来る。
自分を大事にして チャンスに向けて 精一杯 やりなさい。
結果がたとえ悪くても 自分という存在が ここにいることを 世界に見せるチャンスは 逃してはダメ。

ベタなものでしたが それでも 子供たちが それぞれに 青春していたり 不良に見える子供たちも 意外に純なところがあったり 仲が悪くても 最後には 協力することを学んだり そして バンデラス演じるピエールが あんなに躍起になって 自分には関係ない 不良たちにチャンスをあげようとするときに 端々にのぞかせる 間や 表情が

「もしかして この人も 昔は相当悪くて だけど ダンスに打ち込むことで 今の境遇まで 這い上がれたのかな?ダンディな外見も 自分で選び 自分でそうなろう と 努めている姿で もしかしたら 本当は この不良たちと同じく 貧困家庭の出だったのでは?」

などと 思わせられ バンデラスの演技者としての 底力も見たような気がしました。

ベタに泣きたい方にお勧めの映画です。
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| エイガ | 21:19 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

この映画!

私も見ましたです。
ダンスときたら見ずにはいられない。テレビでも見かけたし、DVDでも借りました。
日本未公開なんですねえ。
最後はなんか、これはボールルームじゃねえ!
って思ったんですが、お話は実話がモトとなってて……
ってところで、じゃあこれは!!
マッドホットボールルームと云うドキュメント映画があったんですが、そこから出来たお話だったんだ!
ってことで。
(映画はマッドホットのほうがあとだけど)
アントニオバンデラスは素敵だったです。
シュレックでカワイイ猫の声をやってた人(だよねえ?)とは思えません。

| siorin | 2007/05/01 14:36 | URL | ≫ EDIT

siorinさんへ

さすが siorinさん!
ダンスは欠かしません!

そうそう マッドホットボールルーム あったあった 観たかったけど 観ないうちに 終ってた映画です!
ドキュメンタリーの方が いいらしいですよ。

元々は ラテンのステキな殿方 というのが 彼のイメージですが 私の中では アタメの変態役とか インタビュー・ウィズ・バンパイアの 白塗りとか そんなのばっかです。

| プリシラ | 2007/05/01 20:30 | URL |

今さっき、日本のケーブルTVでやってたので観ました:-)
確かにありふれた内容ではありますがAfrican-Americanの現状がわかる内容ではありますね。

| ないしょさん | 2008/10/01 22:36 | URL | ≫ EDIT

>名無しの権兵衛さんへ

ケーブルでやってたんですか もう日本未公開は取らなくちゃ…ありがとうございます♪

ありふれた内容でも 実話に基づいているそうですし こういう形であまり知らないことがわかるのは とても嬉しいことです。

| プリシラ | 2008/10/02 21:37 | URL |

みたい…

フラメンコギターといいスペイン文化っていいですよね

| ふらん | 2009/07/22 20:27 | URL |

ふらんさんへ

コメントありがとうございます。

この映画ってDVDになってないのでしょうか。
もったいない…。

スペインいいですよね。一日立ち寄っただけですが 美男美女が多くてご飯もおいしかったし 美術も芸術もさかえてるし 何より面白い映画がたくさん。政治的経済的にはちょっと…ですが こういう面ではすばらしいです。また旅行したい。

| プリシラ | 2009/07/23 11:23 | URL |















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Take the Lead=日本未公開

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