Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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The Good German

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Good German


話題になっていたのと ごひいきジョージ・クルーニー様が主演でいらしたので そろそろ上映終了しそうだったところ 慌てて映画館へ足を運びました。

前評判は あまりよくなかったので 不安だったのですが 観た結果。

はい 批評家さんたちのおっしゃる通り なんだか 面白くない作品でした。

原作つきなので 原作が悪いのかもしれないけれど 話の流れがスムーズじゃない。
スムーズじゃないのが 例えば 観客にトリックを仕掛けるとか 映画的技法だとか ではなくって どうにも ストーリーテリングが 下手なのか? とも 感じてしまいました。

映画の開始時間に間に合わない!と 焦っていたため 疲れていたからか? とも 思ったけれど ジョージ様が出ているだけで それだけで目が覚めそうなもんです。
というより ジョージが出てるシーンは全部パッチリ目が覚めていたんですが。
ファン 恐るべし。

それよりも ジョージの軍帽が似合わないのが原因だったのか?
軍帽かぶった頭がでっかく見えて もしかして ジョージ自身の頭がでかいのか? とか 変なギモンが。
そんなギモン 持ちたくなぁい!
ファンの微妙な心理。

勿論役者陣は頑張っており 主役の ケイト・ブランシェットの マレーネ・ディートリッヒと イングリッド・バーグマンを 足して二で割ったような美しさは 必見。

スパイダーマンの トビー・マグワイアの ねちっこい 演技 特に 激しいセックスシーンには 驚き。
彼もこれで 爽やかな青年役から 脱皮を図っていることが見えます。
白黒なので 唇が異常~~~~~に 赤いのが またまたどす黒く映って なんとなく ねちっこさ倍増。

という役者たちの頑張りにもかかわらず タイトルのThe Good German の 持つ意味がが 映画から伝わってこない。

聞けば原作から ケイト演じるLenaが ドイツ女性からユダヤ女性に 普通の女性から娼婦へ と 役柄変更されたのが 原因らしい。

この映画の本質は

The Good German

というのは 

主役のLenaが 果たして本当に The Good German だったのか

ということを 示唆しており 

トビー演じる Tullyが 実は闇取引にかかわっていたり 

政治家たちが 平和のため といいつつ 裏では汚いことに手を染めていること

つまり

どんな人間にも 表と裏がある

ということも 広く示しているのではないか と思うのですが このLena の役柄変更により このテーマが

誰にも潜む 人の心の闇

ではなく 

表向きは Good に見えても 戦争を生き延びるためには Bad なこともしなくてはならない

という 悲しい人間の性を 描くことになってしまい そのため 彼女の秘密がわかっても

「仕方ないよね 人間だもん」

と 第二次世界大戦の ドイツでのユダヤ人の状況を少しでも知っている人ならば 思ってしまわざるを得ない。
人間は やっぱり わが身が大事 生き延びてこそ。

同じ戦争映画でも The Pianist なんかとは 比べ物にならない 底の浅い作りで なんとなく ガッカリ。

まあ これは カサブランカへのオマージュ ということで どれだけ 当時の映画のエッセンスをかもし出せるか が 映画作成の目的だったのでしょうから 映像的に言えば まさしく成功だったようです。
本当に 過去の白黒フィルムノワールの 名シーンをあちこちから 引っ張り出してコラージュしているカンジ。

ただ ストーリーの語り手が しょっちゅう入れ替わるため 話の軸足をどこにおいていいかわからず ただ 昔の白黒映画の名シーンの切り張りを 強いリードなしに見せられ そこに読み取るべきものが薄いのを 何か意図があるのか? と 常に自己に問い続けるも その意味は与えられず 代わりに 作り手側の 自己満足だけを見せられてしまい 観客としては消化不良な気持ちを味わってしまったような気がしちゃいました。

まあ 骨太な反戦映画じゃなくて 当時の雰囲気を現代に蘇らせようとした 芸術映画を観るつもりで観れば 満足できるんでしょうが 終戦後のドイツの辛さや 生存者の気持ちを知ろうとしたり しっかりした ロマンスを観たいなら あんまりお勧めできないかも。

いわば ものすご~く きれいに盛り付けられた お料理を見て すっごくおいしそう♪ と 口に運んだら 思ったよりおいしくなかった・・・って 時の気持ち でしょうか。
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ケイト・ブランシェット

ケイト・ブランシェットケイト・ブランシェット(Cate Blanchett,1969年5月14日 - )は女優。オーストラリア、メルボルン出身。1992年にオーストラリア国立演劇学院|国立演劇院を卒業後、舞台女優として活躍。『Kafka Dances』でシドニー演劇協会ローズ

| こころのブログ | 2007/07/11 05:33 |

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