Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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ステップ・アップ

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ステップアップ1

あ~楽な映画が観たい!

と 思ってしまうワタシ。

自分のブログが長いことを自覚しており 読む人も辛いけど 書いてる自分も 暇人のようで悲しくなることがしばしば。
そのうえ 観てる映画も なんだか変なのが多いので たまに

これはヨロシクないのではないか

とさえ思ったりしております。

とかいいつつ 実はダンス映画好き。

ダンスが出るとなんでも観てしまいがち。

やはり 人間の肉体の動きというのは 美しいし ダンサーというと この映画のように

「タイツ履いて」

とか

「上流階級の人のするもの」

というイメージがあったりするわけですが この映画のいいところは そういう固定観念にちょっと挑戦していたりするところ。

ま タイツはネタとして ずっと使われていますがねw

芸術家になるにはお金がかかるので この主人公が関わることになるアートスクールは 殆どの学生が奨学金を得ているということが 触れられますが そこで アメリカの底力を知ることも出来るという 一粒で二度おいしい状態。

アメリカって なんだかんだいいつつ 企業の社会還元が大きいところで そういう面はダイスキで 日本も見習わなくちゃ と 感じます。

芸術家って 元々パトロンがあってのもの。
だけど 現代ではそれは難しい。
才能があっても 家が豊かではないと そのまま市井に埋もれてしまう。
それを発掘し 機会を与えるという 懐の深さに感心しました。

そして それを体現していくのが 主人公タイラー。
貧困な家庭に生まれたために 将来についての希望もなく 毎日をダンスとパーティと非行に費やす少年。

それが運命のいたずらで アートスクールに足を踏み入れ 自分の持っている才能を使えるようになる。

貧困層と 上流階級の対比を このタイラーと 彼をダンスパートナーとして受け入れざるを得なくなる お嬢様育ちのノラで 行うと共に ダンスというものの官能性 言葉を使わない表現としての 可能性を見せてくれます。

そこに パートナーというものが 基本的に

信頼

を元にしているということ。

そして 他人を信頼し 他人に信頼されるには どうすべきか を 環境のせいで知らなかったタイラーが 恋とダンスを通じて 理解していく姿に 人間には可能性があり 足りないのは公平な機会なのだ と つい信じたくなってしまいます。 

タイラーの育った環境では 上流階級に鼻を突っ込んで 古くの友達をないがしろにする というのは 重大な裏切りだったりしますが それは 互いには互いしかいない ということで 何もない という 社会的弱者のありのままを直視しています。
 
タイラーが古い友達に 自分の思ったことを正直に話せないのは 思春期ゆえの見栄だったり 恥ずかしさだったり だけど 好きなことはやめられない とか なんとなく覚えがあるのも 観客が主役二人と同じ年齢層でも それより上でも 共感を持たせるにはいい手段です。

また タイラーが最初は

どうせ お嬢さんお坊ちゃんのすることだろ

みたいに思っていたのが だんだんダンスの世界に取り付かれていくところも 見ていて 人間はやはり 自分の好きなことをするのが一番で そして 自分を認めてくれる世界が必要なんだ と 改めて気づかされました。
そして そういうものが 貧困層にもっと与えられるといいのに とも。

この映画 性質上 勿論 恋の三角関係があったり なんというか 陳腐なシーンがたくさん出てはきますが よいところは 上にも書いた 社会的差別と社会的弱者の立場に置かれた人々が 傍から見れば 無駄な暮らしをしているように見えても 実は 希望が持てないから どうしたら 自分の暮らしをよく出来るか どうしたら 今の自分とは違ったいい人間になれるのか 理想の姿 将来の希望が持てないから ということを 示唆している点。

その社会的不均衡を単に指摘するのではなく 弱者側のものの考え方にも問題があるのではないか タイラーのように 何か始めても すぐにガマンできずにやめてしまわないか? ということを 指摘しており 偏りのない描き方に 大変好感を持ちました。

ストーリー以外では クラシックを基本とするノラのダンスが テイラーのストリートダンスに影響されて変わっていくのが 本当に面白い。
ステップアップ2

二人が 廃墟の屋上で踊るシーンも ラブシーンよりもはるかに強く 二人の恋愛感情の強さ ダンスを通じた深いつながりを 描けていたように感じます。 
ステップアップ3

ブラック系の音楽も 魅力的で 特に最後 ショーケースで使われる クラシックとヒップホップ系のミックスも この映画のテーマである 違った二人の融合 ということで ドラマティックで サントラが欲しくなりました。
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| エイガ | 23:14 | comments:4 | trackbacks:2 | TOP↑

こんばんわ

私もダンスと音楽があれば、無条件で「この映画好き!」って
なってしまうタチなんですが。
この作品に関してもすごく楽しめてしまいました♪
日本ではあんまり興行収入が伸びてないみたいですが・・・(苦)。

単純で非常にありがちな物語展開ではあるんですが、
それが観ていてすごく安心できるし、ラクなんですよね。
だから社会派ものなどを観まくって心が消耗したときには
とってももってこいだと思っています。

ここに描かれる若者ならではの心理描写や、アメリカの格差的な
問題もすーっと入り込むことが出来ました。
自分にもこういう青春時代があったなあ・・なんて懐かしい気持ち
で観ちゃったりなんかして(苦笑)。

| 睦月 | 2007/04/02 19:48 | URL |

睦月さんへ

こんにちは。

>日本ではあんまり興行収入が伸びてないみたい

えーーーーーーー!そうなんですかぁーーーーーー!

普通に青春デート映画♪って 売れば売れそうな気がするんですが・・・。
内容だってきちんとアメリカの社会問題とか 描いているし 楽しい♪嬉しい♪ウキウキ♪ ばかりじゃなくって きちんとしてたし 皆本当に踊りが上手だし バレエ教室のシーンとか笑いもあるし 話題ばっかりの映画より よっぽど良心的だと思うんですけどね・・・。

でも 階級下の男の子と 上流階級の女の子が うまくまとまって 夢が叶えられるチャンスが与えられる なんて イマドキにはぴったりじゃないか!って ちょっと憤ったりして。

・・・意外とこの映画 ワタシも好きだったみたいですw

| プリシラ | 2007/04/02 20:07 | URL |

なるほどなるほど。
読んでいると、この映画のいいところは、よく分かります。
私はダンスシーンが少なかったなあと、そこが不満だったりしました。

| ボー | 2008/11/19 23:43 | URL | ≫ EDIT

>ボーさんへ

どうも お久しぶりです!

ダンスシーン少なかったですか?
それではTake the leadがおすすめです。

Save the last dance も 観たら面白いらしいですが…。

| プリシラ | 2008/11/20 15:03 | URL |















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| 映画レビュー トラックバックセンター | 2007/05/07 08:40 |

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音楽がメインの映画、ダンスがメインの映画は大好物だ。 この作品も、劇場公開時に少し気になっていたが、なんとなく小物っぽい印象(失礼!...

| 或る日の出来事 | 2008/11/19 22:31 |

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