Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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レッド・ドラゴン - やっと観て 旧作と小説のよさを知る

フランチャイズの 悲しみ
レッドドラゴン レッドドラゴン
アンソニー・ホプキンス (2006/04/01)
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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ちょっとすることがあって 映画を観に行く暇がなかったので 代わりにレンタルしてあった レッド・ドラゴン観てみました。

う~ん お金かかってるなぁ

というのが 最初の感想。

で 話はなんと言うか 豪華キャストの弊害を見た! ってとこです。

実は ハンニバル・レクターが こんなに評判になる以前 トマス・ハリスの オリジナルを読んでいたのですね。
で レッド・ドラゴンと 羊たちの沈黙を比べて 小説としては レッド・ドラゴンの方が好きだったのです。
というのも こちらの小説では レクター博士というのは あくまでも添え物で 犯人の気持ちが異常にわかってしまう 天才プロファイラーでもある グレアムが 自分の中にある狂気や異常性が 犯人の行動を理解させるのだ と気づきながら 自分と異常犯罪者との間の線を乗り越えて 向こう側へ 行ってしまわないように 苦悩する というもので その葛藤が面白かったんですね。

だけど この新しい方の作品では どうも そういう苦悩や葛藤は全然見られません。
主人公グラハム刑事の天才性は 最初に残虐殺人犯 「トゥース・フェアリィ」が 何故鏡を割ったか を 理解するシーンで描写され その描写自体は 天啓!という感じで 彼の脳裏に再構築される そのすごさを感じさせるものでしたが その後 そうした描写 一切なし。
ただの 刑事ものになってしまいます。

レクター博士も 狂気性を感じさせる というよりは やっぱり添え物的な扱い。

さて 肝心の今回の殺人犯 ダラハイドをやった ラルフ・ファインズですが。

う~ん 演技が上手なんだろうことはわかるんですが 狂気という感じがしない。
端正な顔の中に 目だけが狂っている ってのが欲しかったのですが。
よく鍛えた体はありがたかったですが 背中一面に入れた刺青を見て フィリップ・シーモア・ホフマンがおののくのも 一体なんでやら わからず。
でも これって多分 背中にからくりもんもん の ヤクザさんに慣れた日本人ならでは なのと そういう人 しょっちゅう見かけるオーストラリアに 長いこと住んでるので 刺青には 慣れちゃってて その刺青を体一面に入れる という 自己改造性に 衝撃を感じなくなってしまっているんでしょう。
多分 アメリカの観客には ものすごいショックだったろうけど。
真面目な国だし。

という豪華キャストの中で光ってたのが フィリップ・シーモア・ホフマンと エミリー・ワトソンでした。

フィリップは得意の

神経に障るデブ

を演じており 出演シーンはそんなに長くないけど 相変わらずいい仕事をしていました。

エミリー・ワトソンって そんなに好きな女優さんではないけれど この作品でも目の見えない女性で 自分と同様に 他人から距離を置かざるを得ない立場にあるダラハイドに 好意を持っていく レバを 好感の持てる 寂しい だけれど ダラハイドにしばしの安息を与える女性として 描き出し 原作を見事に再現していました。

で 何が物足りなかったのかな と 考えると 大ヒット作のシリーズ物にはありがちな 人物描写の浅さもさることながら 主役のエドワード・ノートンの不自然な金髪が!

見ていて どうにも 不自然で 何よりそっちに目が行ってしまって大変でした。

キャストといえば 多分 エドワード・ノートンと ラルフ・ファインズを 逆にした方がよかったんじゃないか と。
エドワード・ノートンは 真実の行方で 同じような役を演じていたので 同じものはやりたくなかったのかな?と 想像していますが どうせなら そういう役の得意な俳優になってしまうのも いいのでは?
ファイト・クラブでの 切れっぷりもよかったし デ・ニーロとか ニコルソンだって そういう側面あるんだから ここで思い切ってしまうのも いいのでは?

ラルフ・ファインズですが 持ち味の上品な感じが ダラハイドの育ちと重なって そこはいいけど 誰とも付き合えない性格(サイコパスなんで仕方ないけど)なので 孤独な職を選んでる とはいえど あんなにハンサムでいい体してたら 絶対女の人がほうっておかないので あそこまで孤独だった ってことは なんとなくあり得なく見えてしまいました。

ハンサムでも近づきがたいタイプの人って 実際にいるんですが そういう人は何かこう 人を寄せ付けない雰囲気をかもし出しているんですが ラルフの場合 

「ボク 寂しいんだよネ・・・」

みたいな 空気をぷんぷんと振りまいている感じがしちゃいました。
気にしていた 口の手術跡も あれなら チャーミング って 思われちゃいそうだし。

そして 興ざめだったのが 音楽。

あらゆるところで ジャンジャカと 壮大な音楽が流れ 緊張するシーンでは 緊張音楽が流れ 

「少しは静かにしたら どうだ!」

と ボリューム下げたくなるくらい。
でも ダニー・エルフマン なんですよね・・・。
どうした ダニー!

本が好きな人だと あれ?と 思ってしまうくらい エンターテインメントに徹した映画になっていましたが 羊たちの沈黙の大成功を考えると 仕方ないことなんでしょうね。

というところで 昔に観た 同じ レッド・ドラゴンをアマゾンにて発見。

10年以上も前に観たので 記憶がないのですが ものすごく静かで 中に緊張感がある 作品だったなぁということを 覚えています。
出ている俳優さんたちも そんなに有名じゃないけれど よくできた小品 という 印象が残っています。

で 今調べたら なんと マイケル・マン監督でした。
なるほどね って 感じします。
もし DVDを発見したら 安いから 買ってみるのもいいかと思います。

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| エイガ | 22:04 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

ハニバルライジング

の後でレッドドラゴンですか。
あれってライジングで4作目になるんですよねえ? 私、最後のほうだけ見て、強烈だった覚えがあるのはレッドドラゴン?
私、俳優さんは分からんし。

羊たちの沈黙だけは数回見たことあるんですけど、脳食シーンのためだけに映画を見てみようとか思ったりしているこのごろです。
って、どれか分からんのですけど。

| siorin | 2007/02/25 01:04 | URL | ≫ EDIT

ハンニバル

こうしてリメイクされたり、関連作品が映画化されたり、レクター博士が世界に与えた衝撃的な影響って、大きいのですねぇ。
アンソニー・ホプキンスのインパクトの強さもあるかもしれませんが。
(フィレンツェに行った時はハンニバル特集を持っていった夫、ベッキオ宮殿でも「ここでハンニバルが、、、。刑事が吊るされたところ、、、。と盛り上がってました 笑)
私達は映画「羊たちの沈黙」で本シリーズを知ったせいか、旧作のレッドドラゴンはこちらのTV放映で観ましたが、なんか地味で、実はお話がよく分からなかった(^^;) 英語が聞き取れなくて誰がレクター博士かも最初のうちは分からなくて(恥;)
ということで、私達には案外リメイク版の方が分かり易いのかもしれませんが、レイフ・ファインズのプリシラさんの評には賛成です~。
「イングリッシュペイシェント」の人ですよね?いけないと分かっているのに、友人の妻にのめりこんでしまう男性、女を寄せ付けちゃうフェロモンむんむん(笑)
あの作品でしか知らないせいもありますが、あれを思い浮かべると、サイコパス?には疑問符ですねぇ(笑)

| ろくろく | 2007/02/25 04:33 | URL |

Siorinさんへ

>脳食シーンのためだけに映画を見てみようとか思ったりしているこのごろです

それ、ハンニバルです!
あれはねぇ・・・、曰く「トマス・ハリスが羊たちの沈黙のジョディ・フォスターを見てすっかり惚れこんで、自分をレクターに重ねて書いたラブレター」って話だそうで・・・。なので、二作目にはジョディでなかったとか。
彼女、ストーカーにつきまとわれて、そやつがジョン・レノン(違うかも?)を殺しちゃってそれ以来男性嫌いになったとか言う噂を聞いたことがあるので、そんなことされたらねぇ・・・。

最後を見て強烈だったら、多分このレッド・ドラゴンだと思いますよ。でも、siorinさんなら本読んだ方がいいと思う。

| プリシラ | 2007/02/25 11:44 | URL |

ろくろくさんへ

こんにちは!お久しぶりです!お邪魔してなくてごめんなさい・・・。

>フィレンツェに行った時はハンニバル特集を持っていった夫、ベッキオ宮殿でも「ここでハンニバルが、、、。刑事が吊るされたところ、、、。と盛り上がってました

あのあたり、結構見せ場でしたよね~。

旧作、確かに地味でしたよね。だけどハリウッドどんぱちに慣れると ああいうのが新鮮で嬉しいんです~。
レッド・ドラゴンは役者さんではっきり誰が誰かわかるのが いい点ですよね。

>女を寄せ付けちゃうフェロモンむんむん(笑)

そうそう、そうなんですよねぇ(苦笑)。
なので なんか この映画観てても 

「あなたに誰もよって来ないなんて ありえない・・・」

と 思ってしまって。

ハリポの ヴァルダーモット卿くらい 顔を出さないでくれたら いいんですけども あのハンサムな顔が見えたら 途端に・・・。
ハンサムで損してる人の 例ですよね。
でも ナイロビの蜂 では とってもよかったです!

| プリシラ | 2007/02/25 11:48 | URL |

「レッド・ドラゴン」はクリスマス後のバーゲンでDVDを買ったんですが、まだ見ていません(って、前にも同じコメントをしましたね 苦笑)。
本(文庫)もずーーーい分前に読んで、その当時はハマったくせに、ストーリーをうすぼんやりとしか覚えていない私(汗) で、今、本棚を見たら「レッド・ドラゴン」のペーパーバッグを見つけました(古本)。 読まなくちゃ(笑)

ってか、DVDを見たほうが早いですね?!

クラリスはやっぱりジョディー・フォスターだと思うんですよ。 なので「ハンニバル」を見ても、なんかしっくりこなかった。

| kitkat_jp | 2007/02/25 23:01 | URL |

ハンニバルでしたか。

順番関係なく見れる映画なんですね、コレ。
脳食シーンが入ってた奴はたしかにジョディーフォスターではありませんでした。それだけは分かりました。
あのシーン、気持ち悪いんだけど、脳はどんな味がするんだろう。
とくだらないことを考えました。
脂肪の塊ならばうまいんじゃ……。

と思ったんですが、子牛のはあんまりおいしくなかったんで、恐らくあんまりうまくはないと。
見た目フォワグラみたいだったんですけどねえ。マジで。

| siorin | 2007/02/26 11:22 | URL | ≫ EDIT

Siorinさんへ

普通は順番どおりに観るんでしょうが・・・でも 別にどうでもいい感じがします。

サルの脳食べたりしますよね。
Siorinさんは 子牛の脳食べられたんですね~。
羊の脳はおいしくない!と 同居人も言っていました。
最近病気が怖いので そういうものは食べない方が 無難かな と 思います。

人間なんて 特に 色々食べてるから 悪いもの たまってそうで・・・。

| プリシラ | 2007/02/26 13:44 | URL |















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