Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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空から降ってきた猫

犬しか飼ったことがなかったので 自分がと暮らすことになるなんて 考えたことはありませんでした。
犬の方が なんとなく 好きだな と 思ってました。
別に 忠実だから とかではなくて 反応がわかりやすいから ですが。

嬉しいと尻尾を振り 悲しいと尻尾を巻き。
いやなことがあれば 眉間に皺を寄せ 楽しいことがあれば ニコニコしてる。
つきあいやすいな ということです。
今も 犬が好きで スーパーなんかの前にご主人様を待ってる犬がいると ついつい 声かけしてしまいます。

反対にですが 犬と一緒に飼うのは難しそうだったのと 家族がアレルギーもちだったので 飼うことはついぞありませんでした。
幸い 向かいのお宅に 雌がおり それが ひどくフレンドリー。
は独立していて 気分屋 と よく言いますが そのは特別だったのか 家から出ると寄ってきて ニャーと言いながら 足元にゴロン。出かけるのが遅くなるけれども 友好的な態度には勝てず おなか撫で撫でを強要されていました。

さて オーストラリアへきたところ なんて殆ど見かけません。
飼っている人はいるはずだけれど どこの家もと言っていいくらい 犬 犬 イヌ。
イヌびいきのオーストラリアを実感。

しかし それは多分 住んでいる場所にもよったようで 最初にいた 住宅地では 殆ど見かけることのなかった 猫 ですが 大学に行くのに便利な場所に移った途端 しょっちゅう見かけるようになりました。

買い物に行けば 家の前に座っている猫がおり 散歩に出かければ 門柱の上にいる猫がいる。

ここの住宅地は 古くからギリシャ移民が多く住んでいる土地だったのですが 多分 それも一役買っていたのでしょう。
前にギリシャに行った知人から 猫がいっぱいいた と 聞いていたし 写真集なんかも発売されているくらいなので 多分 ギリシャ人は猫がすきなのでしょう。そして そのまま猫をオーストラリアでも飼うようになったのではないか と 考えています。

しかも そのシェアハウスの隣の家に 猫がいることが 引っ越してから10ヶ月ほど経った頃 気づきました。

最初からいたのか 後から誰かが飼えなくなったのを 引き取ったのかは 不明なのですが テストも終わり 学校が夏休みに入った11月頃 突然 長毛の猫が姿を見せるようになりました。

おとなしい雌猫で あまりかまわれていないのか それとも しょっちゅう遊んでくれる暇な大学生が気に入ったのか 毎日朝には登場 昼間庭でごろごろして 夕方には隣家へ晩御飯を食べに帰宅。

という 生活パターンができました。

そしたら 次には これまた毛の長い 茶色のオス猫登場。
どうやらこの猫は 血統書つきらしく へちゃむくれの顔をしておりました。
この猫もどうやら

「この家に行くと 誰かが必ずいて 遊んでくれるよ」

と メス猫に吹き込まれたのか 毎日 朝には登場し 朝ご飯を食べてから 昼寝を決め込むことにしておりました。
しかも 勝手に居間で寝るところがすごい。
居住者は全員学生のため 居間には人があまりいないことを見越しての行動です。
そして 夕方までぐっすり寝た後 夕方にやおら起き出し 帰宅の途へつくのでした。

名前をつけないのも 可哀想というか 呼びづらいので 隣から聞こえる呼び声を元に メスは ミミ と呼ぶことにし オスの方は 東ヨーロッパでの オス猫の呼び名とかいう タデラシュ という名前にしました。

こんな生活が二ヶ月ばかり続いたクリスマス明け。

ふっつり二匹とも姿を見せなくなってしまいました。

隣の人にえさをやってるのがばれるとまずいので 猫缶などは出したことがなかったのですが 猫をつり出すには餌だ!ということで 玄関から出て 猫缶をちらつかせても 影もなし。

「どっかに行っちゃったのかなぁ」

とがっかりしたまま 年が明け お正月になりました。

お正月といっても 何の変哲もない日々で 当時同居していた学生の 香港ガールは友達とパーティに出かけ不在。
もう一人の 東ヨーロッパ人かつ彼氏は あいかわらずビール飲んで 何もせず。
ワタシは大掃除を一人でして きれいになった家で これからどうしようかなぁと 考えていました。当時 通学していた大学に限界を感じたので 違う大学の違う学科で一年勉強してから 戻ろうか と思っていたのですが 問題はお金。
高騰を続ける オーストラリアの学費を考えると 一年無理して勉強するより 一旦帰国して お金を稼いだ方がいいのかも。
いやいや 多少無理してでも 一気に勉強済ませた方が 後でラク。年齢もあるし。

などなど つらつら考える お正月でした。

気晴らしに猫と遊びたくても 猫がいないので 顔も合わせたくない東ヨーロッパ人と いつもどおりの食事と いつもどおりの生活を送り お正月なのに家にいるのもイヤなので 映画を観に行ったりしておりました。勿論別々の映画ですが。

そういうわけで いつものように

「あーどうしたらいいのかなあ。大学の申し込み期限はすぐに迫ってるし 休学届けだって早く出さないと」

などと 考えていると なにやら猫の鳴き声が聞こえた気が。

「あれ、帰って来たのかな?」

と 思うものの なんとなく鳴き声が違い 少々甲高い。

すると 健康オタクで とにかく 自分の健康しか 考えない 東ヨーロッパ人が 庭で 買って来たピラティス本を実践していたのが 大声で呼ぶではないですか。

「ちょっと ちょっと 早く出て来いよ」

もしかして 猫が帰って来たのかな 

と 慌てて外へ出ると 庭の木の上の方を見上げている 東ヨーロッパ人。

よく見ると 何やら黒い塊が 高い木のてっぺんにへばりつき 聞いたこともないような 大声が そこから響いてきます。
どう見ても ミミではない。
サイズも小さいし 色も違う。

なんだろう?

と 訳もわからず見ていると 塊は ものすごいスピードで 木から下りてきて ワタシの前を通り過ぎると 庭の方へとまっしぐら。
慌てて後をついていくと 塊は 狭い庭を バターになりそうな速さで駆け回って 呆然としている ワタシを そのままに 居間へ飛び込んでいき そこでも 居間中走り回った挙句 ソファの下へと飛び込みました。

ソファの下を のぞきこんでみたところ どうやら 猫。
しかし ミミでも タデラシュでもない。

色は黒っぽくて サイズは小さめ。
子猫にしては大きいし 大人にしては小さい。
一体 いくつかはわからないけれど とりあえず 若い様子ではある。

「おいでー」

と 呼んでみるも 日本語だったのでわからなかったのでしょう。黙ってじっとこっちを見ているだけ。

呼んでだめなら 餌だよな。

と ミミのために買ってあった 猫缶を開けて 適当なお皿に載せて ソファの前に置いてみた。

すると 早速出てきて ものすごい勢いでかぶりつく。
どうやら おなかが減っていたらしい。
さっきの大声はどこへやら 黙々と猫缶をたいらげると またもや ソファの下にもぐりこんでしまった。

「その猫 どうしたんだろね」

と 東ヨーロッパ人が聞く。
そんなのわかるわけないじゃん、 と 思いつつ、

「迷い猫なんじゃないかなあ」

と 横目で猫を監視しつつ こたえる。
外では嵐の音がする。
オーストラリアの夏は嵐の来ることが多い。
最初は風が吹き それから 叩きつけるような雨が降り出す。
ともかく 迷い猫をこんな天気の中 外に出すわけにはいかない。

近所で この猫に似たのを見た事がないので 多分 どこかから散歩に出て そのまま帰り道がわからなくなってしまったんだろう。
嵐が過ぎたら 飼い主探しに出なくちゃ。

と 思いつつ ソファの下の猫を見ると パッチリ目を開いて こちらを見返している。
しかし その目がキモチワルイ。

猫の目と言うのは 大体 緑か 茶色というか黄色なのに この猫の目は なぜかオレンジ色。
いくら 虹彩が開いていても 見慣れぬ色はちょっと怖い。
怖いので あまり 見ないようにして お水もやらなくちゃな と 小さい茶碗にお水を汲んでやって ソファの下に押し込んだ。
猫は ちょっと匂いを嗅ぐと 少しだけ舐めて また元通りの姿勢に戻った。
どうやら 嵐の音が聞こえて びびっているようだった。

そのまま ソファにおいておいてもよかったのだけれど 何せ居間は他の人とも共有している空間なので 

「迷い猫見つけちゃった」

と言って そこにおいておいてはいけなかろう。

ということで 

「猫を寝室に入れるのはだめだ」

と グズグズうるさい 東ヨーロッパ人を 一晩だけだから と なだめて この グレー猫を寝室へ連れて行った。

- 続く -

↓ちなみにこれが タデラシュ
タデラシュ



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