Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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アポカリプト

残虐!残虐!また残虐!
apo1


メル・ギブソンというと 最近では大酒飲んで アンチ・ユダヤ発言したりして 話題ですが 役者としても 監督としても オーストラリアを代表する人です。

そのメルの最新作が アポカリプト です。

この映画を観たのは随分前で こちらの夏休み中でした。
おりしも オーストラリア・ディという 建国記念日みたいな日だったので お子様連れのお客様もちらほら。

しかし 後で それは大きな間違いだと 思い知ることになったと思います。

だって、

メルってサディスト?

って 思わざるをえないくらいの 描写が連続。
前作 キリストの受難 でも 拷問シーンが 残酷すぎる!と 言う声が聞かれましたが 今回は更にパワーアップ。
ホラー映画に慣れた ワタシでも うえっ と なるようなシーンが 結構ありました。

ストーリーとしては とてもシンプル。

いわれなき困難に遭遇した主人公が 様々な困難を乗り越えて 家族の元に帰ろうと 死に物狂いの努力をする。

シンプルですが とっても力強い。

イマドキ こんなシンプルなストーリーで ハナシを作れるのは 主人公が動物か この映画のように 歴史モノだけかもしれません。

主人公の Jaguar Paw は 幸せに家族と村で暮らしているところ 何者かに襲われます。
村人たちは 最初のシーンで 食べるために 獲物を捕っています。

そして 村人たちも 同じようなやり方で 狩られていきます。
犠牲になるのは 「ヒト」ではありますが 捕まえる側にとっては ジャングルに生きている 野獣のようなものでしかない というようです。

社会は たとえそれが 自分の属している社会と違った意味での社会 例えば 原始的なものであっても 人々が文化を作り共有し ある種のルールに従っている場合 それも社会とみなされるべき。 
しかし その社会が社会的に低位と 違う文化から見なされた場合は 自己を高位とみなす社会は 低位社会を 解体してもよいのだ という 概念が古くから存在してきた ということを 西洋文明ではなく 南アメリカで繁栄したマヤ文明を 舞台にすることで 普遍性をこの概念に持たせることに成功しています。

そこに 現代社会を 重ねて見てしまいました。

民主化 という名前の下に 自分と異なる文明を 侵略していく 日本を含めた 先進国諸国。
確かに民主化は 大事です。だけれど 他国を 「未開」と判断する際に 自分と違う文化 という認識はあるのだろうか。
自分たちより 劣っているとみなして 自分の文明の繁栄のために 犠牲にしていいのだろうか。

そういう メルの疑問が聞こえるようでした。

そして 映画の冒頭で 述べられる 「文明は他者に破壊されるより先に 内部から崩壊する」 と いう言葉は もしかして 現代先進諸国が 地球全体規模ではなく 自分たちの社会の中でも 弱者を食い物にして 繁栄を続けているという メッセージを伝えようとするものかも?

残虐を尽くす 上流社会の人々は 社会秩序の維持のため 残虐行為を行い 一般民衆は それがどうやって行われているか 疑問を持つことなく 単に日々の娯楽として 楽しんでいる。
普通の人間たちは 自分たちの社会が持っている 隠された残虐性を 考えることなく 気づこうともせず 日々を享楽している と 告発する メル。

きっと ものすごく 真面目な人なんでしょうね。

シンプルなストーリーで ツッコミどころも結構多いのですが 主人公の Jaguar Pawに すっかり感情移入してしまい 他のキャラクターたちも それぞれ きちんとした役割 性格が 与えられており 誰にも無駄はありません。
2時間を超す作品ですが 主役と その家族の運命を ハラハラしながら見守っているだけで (そして 残虐シーンに ウエッとなりつつ) 時間はあっという間に経ってしまいました。

余談ですが 主役の人 カッコイイ☆
アポ狩り


メル・ギブソン。
現代の語り部 と これから呼ばせていただきます。

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| エイガ | 21:33 | comments:16 | trackbacks:4 | TOP↑

ヒツジ・・・

こんにちわ。

メル・ギブソンといえば。
人食いヒツジを題材にしたホラー映画の製作に携わっていると聞きました。
予告も見ましたが、結構B級感たっぷりで面白そうだなあと思ったのですが・・・。

プリシラさん、なにか情報をお知りですか?

| 睦月 | 2007/02/05 18:01 | URL |

睦月さんへ

そんなの知らない 何なに~?って 調べたら メルの映画制作会社 ICONが出資して作った映画みたいですね。

NZで 遺伝子操作に失敗して 羊が人を襲う・・・って 内容で Black sheepって タイトルですよね?
なんじゃこりゃ~って 怪作になりそうな予感。

ICONって あちこちで 結構見るので メル、もうかってるんだろなぁ~ってw思ってます。子沢山で 熱心なクリスチャン。バリバリ右翼のメルですが 映画自体は面白いので 許す。

| プリシラ | 2007/02/05 20:22 | URL |

お邪魔致します。

先日は拙ブログにお越し頂きありがとうございました。
すごい映画でしたよね~。プリシラさんはホラーに慣れてらっしゃるんですか。
それでもうぇっ、だったんですね。やはり・・・・。
私が一緒に行ったグループの中に、流血アクション物が好きな子が
いたんですが、さすがにショックを受けてたような気がします。
Was it bloody enough for you?って聞いたらYes.って(そんなに
英語が上手な子じゃないんです)。
本当にたくさん映画を観てらっしゃいますね~。その他の記事も
ゆっくり読ませていただきます。今後ともどうぞよろしく☆

| すぬ | 2007/02/06 03:42 | URL | ≫ EDIT

こんばんわ☆

コメントとトラックバックどうもありがとうございました♪
観終わった後に、”なんかスゴイもの観ちゃった!”という感じでしたw
なるほど、現代社会と重ね合わせて見ていらっしゃるところは鋭いですね。
古代から、人間の内面にもつ生き残る為の手段、弱肉強食の基本は今でも同じといえますね。
ところで、TVのインタビューを観たんですが、メル・ギブソンって言う人は、普段でもいつもテンション高そうな感じがしましたw
また来ますねv-290

| tess | 2007/02/07 11:55 | URL | ≫ EDIT

すぬさんへ

こんにちは。コメント&TBありがとうございます!

やっぱり流血アクション好きでもあれは・・・周りの反応が最高に物語っておりました(って 冷静に見てるのも一体???)

こちらこそ 今後ともよろしくお願いいたします☆

| プリシラ | 2007/02/07 13:20 | URL |

tessさんへ

こんにちは☆コメント&TBありがとうございます。

ホント、「なんかスゴイもの 見ちゃった・・・」って カンジでしたが どうやらかの国の方々からは マヤとアステカ ごっちゃにスンナ って 怒られてるようですね。

日本で言えば 戦国時代と江戸時代 ごっちゃにしやがって って とこなんでしょうねぇ。でも 歴史モノと思わず 歴史を借りたSFですよ!って 思って観てました。

メルは若い頃の写真を見ると とってもハンサムなのですが・・・。テンション高いのは 知りませんでした!恐るべし。

こちらこそ また訪問させていただきますね。

| プリシラ | 2007/02/07 13:23 | URL |

早速お邪魔しております。

ApcalyptoがあったのでTBしようとしたのだけど何か出来ないようです。

http://blog.livedoor.jp/machineko_nyc/archives/50886795.html


夏休みに見たとおっしゃったので、えっと思ったけどオーストラリアって今夏なんですよね。羨ましいです。

| 街猫 | 2007/02/09 01:55 | URL | ≫ EDIT

街猫さんへ

ご訪問ありがとうございます。

TBできませんか~。フシギです。
ご迷惑おかけして 申し訳ございません。

そうなんです こちらはまだまだ夏です。今年は 干ばつに悩んでおりますが NYはいきなり寒波が襲ってきたとか。大変ですね!

| プリシラ | 2007/02/09 07:35 | URL |

海岸で彼が見たものは…

こんにちは。

この映画、そんなに早くから公開されていたのですか。

海岸にたどり着いたジャガー・パウが見たものは…。
考えてみたら、これしかないエンディングでありながら、
その瞬間は、背筋がぞくぞくきました。
それだけあの閉鎖された世界の中に
どっぷりとつかっていたと言うことなのかも…。

| えい | 2007/04/06 19:59 | URL | ≫ EDIT

えいさんへ

こんにちは!

そうなんです こちらでは1月の半ばくらいから 上映されていたような覚えがあります。

そうなんですよ あのエンディング ああ・・・そうなるよね それしかないよね と 思わされましたよね。
アマゾンって あんなにきれいなところで 平和に暮らしていたのに あんな目に遭って・・・と 世界中のいわゆる途上国も もしかしたら そういうことなのかしら? とも 感じてしまいました。
こういうドラマチックな映画も ダイスキです(質のいいホラーも好きですが)!

| プリシラ | 2007/04/06 23:25 | URL |

こんばんわ

プリシラさんがかなり早い段階でこの作品をご覧になっていて、
とっても楽しみに待っていました。
試写会で一足早く鑑賞することが出来たので嬉しい♪

残虐ですなあ・・・日本では、残虐筋肉男『300』と同じ日に公開
されるんです。何か狙ったのかな(笑)?

物語はすごくシンプルなんですが、
ここにこめられたメルのメッセージというのは、すごく奥深いと
思いました。
プリシラさんの記事を読んで、いろんなことに気づかされました。

主演の彼、ステキでしたね。
ほとんどのスタントを自分でこなしたとのことなので、
あの身体能力には感服いたします。

| 睦月 | 2007/06/03 23:25 | URL |

睦月さんへ

ね、残虐だったでしょ♪

これに比べたら 300なんて・・・(って思うのは ワタシが残虐好きだからですか?)

メル ものすごく 人種差別主義者らしくて この映画もそういうメッセージが多いそうなのですが オーストラリアのイナカモノなんで 許してやって下さい!

それに あの 主演の彼のステキさにも 免じてやって下さい!

いや 彼は本当によかったです。
また 映画でお会いしたいです。

| プリシラ | 2007/06/05 20:35 | URL |

こんばんは

私は彼はマゾヒストだと思いますよ。
だって、いつも痛い目にあう人の視点で描いてますもの。
色々テーマは語られてましたが、やっぱり一番の印象は「凄いSM映画」って事でした(笑

| ノラネコ | 2007/06/20 22:38 | URL | ≫ EDIT

ノラネコさんへ

そうか~ マゾか~。
自分がやられたいことを 映画にしてるんですね。
果たしてどっちなのか 自分が実際やったら 確実に訴えられる(イメージがた落ち) ことを 映画でやってるか もしくは 自分がやられたいことを 表ざたに出来ないから こっそり映画にしてるのか・・・。

どちらにしても この映画 本当に おっしゃるとおり 『スゴイ SM映画』でした・・・。
コドモに こんなの見せたら いけませんよね!

| プリシラ | 2007/06/21 22:11 | URL |

そういえばオーストラリア人

でしたね、メルさん。
人種差別もってる人なんですか? この映画を観る限りは、そんなのあったかなーと思いますが。

強者が弱者を攻め滅ぼす。マヤ全体にも、その波が来るんですね…。

| ボー | 2008/02/09 22:39 | URL | ≫ EDIT

ボーさんへ

こんにちは。

そうですねー 私も既に過去の映画なので 記憶がないのですが マヤ人が未開の民族で残虐!みたいに描かれているのが 差別主義的 と叩かれてたような気も。
最近マスコミに出てないので ちょっとわかりませんが プロダクション会社は成功してるようです いいなぁ。

どこでも 力の強いものが勝つ と 言っても 真の意味で勝つわけではない と 思いたいものです。

| プリシラ | 2008/02/09 22:50 | URL |















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