Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

2007年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年05月

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【映画】エラゴン

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エラゴン 遺志を継ぐ者 <2枚組特別編> エラゴン 遺志を継ぐ者 <2枚組特別編>
エド・スペリーアス (2007/05/18)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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映画館に行こうと思ったら 肝心の同居人が 疲労で行きたくない!と拒否。
仕方ないので 借りてあったDVDを観ることに。

それが この エラゴン

ダイスキな ジェレミー・アイアンズが出演しているので とても楽しみにしていました。

どこかで見たような 聞いたような 展開ばかり と 聞いてはいましたし ファンタジー作品なので それも仕方ないとは覚悟はしておりました。
そんなので文句言ってたら 映画も本も楽しめないし。

でも。

主人公にむかつきまくり

話はだれだれ

主人公の成長物語 というには カタルシスもなく
 

いや 何よりこの主人公 エラゴンの性格が どうにも気に入らない というか 耐えられない・・・。

正義感で突っ走る というよりは ジェレミー演じる ブロムの言うとおり バカ なんだもの・・・。
お姫様を助けに行くのも 

「捕まってるなんて可哀想!助けてあげなきゃ!」

という気持ちというより

薄物一枚で ひらひら舞い踊る きれいな女のを初めて見て 若者の血が騒ぎ どうにもこうにもならず ものも考えずに闇雲に出て行った

ようにしか 見えないし。

同じように 農家の息が 英雄になる スター・ウォーズを意識したのでしょう エラゴンの俳優さん どことなく マーク・ハミルにも似てたけど タガワヨウスケさんにも似てる気がする。

スター・ウォーズだの 指輪物語だのでは 

「どこか遠くへ行きたい」

と憧れる そういう気持ちが伝わってきたけれど やはり若干16歳だかのコドモが書いた(勿論 コドモでも成熟した人は それなりの作品を書くだろうけど)ファンタジーが原作のせいか 今一つ ピンと来ないことが続く中 物語は終ってしまった。

まあ コドモに見せるには いい作品でしょうが 大人がファンタジーを期待して見ると 肩透かしを食らう作品でした。

やはり みどころは ジェレミー・アイアンズの 元ドラゴン・ライダーでしょう。
それだけのために 観ても ソンしないくらい ステキでした。
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| エイガ | 21:38 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画】 Zozo(日本未公開)

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ゾゾ

☆お勧め⇒ 中東に興味のあるヒト 歴史が好きなヒト 戦争の本当の姿に興味があるヒト

昨年度のアカデミー映画外国語賞をTsotsi パラダイス・ナウと争った作品です。

本当は観る気なかったんですが なんだか面白そうだったのと スウェーデン映画なのに レバノンが舞台 ってことで 興味を引かれたのが理由です。

中東って 色々な意味で 熱いですね。
映画界は アフリカ!って 感じですが しばらく前は イラン シリアなどが メインでした。
いつも 紛争が絶えない場所 それが中東

この映画は 主人公Zozoは 家族と共に スウェーデンへ逃れようとしているところから 始まります。
まだ見ぬ スウェーデンは とてもいいところ と 先にスウェーデンへ旅立った 祖父母からの手紙を読み パスポートができるのを心待ちにしている 家族。
それを 突然 攻撃してくる イスラエル。

たまたま 外に出ていて助かった Zozoは 生き残ったはずのお兄さんともはぐれ 1人 スウェーデンへ行くために 空港へ向かうのですが 当然 順調に行くまでもない 大変な道のりになります。

しかし この映画のすごいところは Zozoの空港までの苦闘がメインではないところ。

メインではない というのは 正しくないですね。

この映画は 前半が Zozoのレバノン脱出編。
後半が Zozoのスウェーデン生活編。

となっており 面白いことに せっかく逃れたスウェーデン。
高福祉国家 人権国家でありながら Zozoがスウェーデンでの異文化に苦しむ姿を 描いているのです。

まだ見ぬ土地であったときは ただの 夢の場所。
平和で 幸福が約束されていた土地も 言葉も文化も習慣も違い 見た目も北欧人種とは違うZozoには いくら言葉を習得しても やはり 安住の場所ではなかったりする。

単に 子供の逃避行と 安全な土地への到着を描いただけなら 他にある似たような映画と同じ道をたどったことでしょう。
感動大作 という奴。

だけど ここで 

ヨーロッパで高まりつつある 移民への排斥 差別意識

を正面から打ち出し 大人ではなく 子供にその役割をさせることで 

深く根付いた 人間の 打ち消すことができない根深い差別の構造

を 見せたいというのが 監督の一番の狙いだったのかも。

移民を受け入れる側にしてみたら 言葉も通じない 人種も違う 文化も違う 本当の

異人種

で 

ヨソモノ 

としか見ることがなく その人たちが どういう経緯で自分たちのところへ やってきたのか どういう過去があるのか まで 考えることなく 単に感情的に拒否してしまう。

自分と異なるものを拒否するのは 人間の仕方のない性なのかもしれないけれど それはとても 相手を傷つけることなんだ

と 監督は まだ少年のZozoの スウェーデンへ溶け込もうとする努力と 故郷レバノンへの望郷 今は亡き母への思いを 通じて 訴えようとしていたのかも しれません。

ラストは Zozoが それでもスウェーデンで 幸せになっていくんだろう と 予感させる いい終わりでした。

| エイガ | 17:38 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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【オーストラリア】川上麻衣子さんの羊の話

大国 オーストラリア

ちょっと車で郊外へ行けば わんさかあふれる

そんな国なので このニュース 大喜びで取り上げられています。

http://www.news.com.au/heraldsun/story/0,21985,21628274-662,00.html

こんなこと言ってる人もいて。

"Ginger of Queensland suggested someone convince the Japanese that icebergs were whales, to watch their "scientific whaling" ships harpoon blocks of ice instead. (クイーンズランドのジンジャーさんは誰か日本人に氷山が鯨だって思い込ませたて、科学調査船がもりを氷山にうちこませるのを見物するってのはどうだ、と提案しています)"

""It's not uncommon to see people walking exotic dogs down the street here – whippets, greyhounds, huskies and poodles of course, with all manner of ribbons and some very exotic grooming to match," wrote Dustin of Sendai. (仙台のダスティンさんによれば、「日本では変わった種類の犬を散歩させてるのをよく見かけます。ウィペットとかグレイハウンドとかハスキーだの。勿論プードルもね。マッチするリボンなんかつけてとっても変わったトリミングしていますね」"


日本では 皆これ 都市伝説 って 知ってるみたいです。
北海道の人はなんて よく知ってるし ジンギスカンも流行ったし プードルだって 皆知ってるし 足の形なんて見れば すぐわかるし。

よく考えたらわかる デマでした。

デマのソースといわれる 川上麻衣子さんにしても 友達の話って 言ってるのが いつの間にやら 彼女に起こったことになってるし。

だけど ガイコクの人にしたら

「日本人って 何も知らないよね~♪」

みたいなんでしょうね・・・。

ほんと ここで書いた 悪いけど 物知らないガイジンさんって 日本には昔っから プードルいたのとか 全然知らないんでしょうね~。
昭和30年代の 有名な絵描きさんの絵とかで プードル描いてあった塗り絵だって あったくらいだし。
で 自分が知らないもんだから 変わった種類の犬に プードルだの 入れるんでしょう。

ま オーストラリアにいたら 見るのは大体がでっかい牧犬とか猟犬の類 とか 普通の愛玩犬だから 日本に行くまで見た事なかった とか なのかも?
とりあえず 日本の市場は広いですよね。

ひつじ

| ニュース | 12:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【レシピ】ズッキーニマフィン

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昨日 歯医者に行きました。
痛くはなかったけれど 気になる影があったので 診察してもらったら 詰め物の下で虫歯になってたそう。
というわけで 詰め物を取ってもらって 新たに詰めなおしてもらいました。
おかげで スッキリ。

とはいえ 夕方遅かったのと 唇がしびれてしまっていたので きちんとしたものは作りたくもなく。

というわけで 冷蔵庫に残っていた ズッキーニと クリームチーズ そして 大量に買ってしまった フリーレンジの卵を使って 簡単にできるもの。

ズッキーニの マフィン
材料
ズッキーニ すりおろしてカップ1杯
卵 1個
ミルク 125ml
砂糖 大さじ2
塩 小さじ2
好みのスパイス 小さじ1 
クリームチーズ 適当

作り方
上記材料を全部よく混ぜて クリームチーズをちぎって 入れて また混ぜて バターを塗った マフィン型に入れて 180度に熱したオーブンで 25分くらい もしくは 竹串を刺して 生地がついてこなかったら 焼き上がり。

↓ 出来上がりは こんな感じ。
ズッキーニマフィン

オーストラリアは 乳製品も 野菜も 新鮮なものが多いので ケーキの類を作るには いい環境ですね。
冷蔵庫で一日くらいは持ちます。

| 日々の話 | 13:57 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画】Take the lead(日本未公開)

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Takethelead

今さっき調べたら この映画 日本未公開なんですね。

あら 勿体ない。

話の内容はといえば ま ありふれています。

荒れに荒れてるNYの公立高校。
学校に入るには 銃器チェックが必要。
人種間の抗争が絶えない。
アフリカ系の生徒は麻薬に溺れたり ギャング間の抗争で命を落としている状況。

そこに たまたま通りかかった 伊達男のダンス教師が 自分にできることとして 居残りさせられている生徒たちに 社交ダンスを教えることで 彼らの人生を変えようとし そして 実際 変って行く・・・。

前にもこういう映画あったなぁ

なんて 言わないで下さい。

予想できる内容ですが これが意外にいいんです。

というのも それは全て アントニオ・バンデラス のおかげ。

バンデラスの演ずる ピエール・デュレインが何より いい。
ステキなスーツに いつもきっちりとスーツを着こなし 住んでいるアパートメントは上品でこぎれい。

ああ こんな人になりたい こんな生活をしたい!
バンデラ



不良と呼ばれる ダンスしかとりえのない 子供たち ピエールが見せた セクシーでホットなダンス ヒップホップダンスに負けない動きに 圧倒されたのもあるけれど きっと このダンディな ピエールに 最初は反撥しながらも 憧れたのではないでしょうか?

だって 彼らを取り巻く大人は どいつもこいつも最低で 人間として 尊敬できるような人は殆どいない。

親は酒びたりだったり 売春で生計を立てていたり。
勿論事情は色々あるんですが それが自分の親ともなれば 子供としては将来に希望を持てないのも仕方ない。

一方 学校で会う教師たちも 自分たちのことを 修正不可能 将来は死ぬか ギャングか ジャンキーか で 役立たず とにかく無事に学校から出ていって欲しい と だけしか 思っておらず 自分たちに対しては 常に権威をふりかざし 規則でがんじがらめ 命令しかしない。

話を聞こうとする大人など 彼らの周りには 存在していないところへ 突然現れた 異邦人。

スペイン訛りで だけど 完璧な文法の英語を操り 自分たちを Mr. Ms. と きちんと 「さん」づけで呼んでくれて 怒鳴ったりせず 命令せず 優雅なやり方で 意固地な子供たちに つきあってくれる。

思うに 問題児 って 概してこういうものなのかもしれない。

誰も自分のことを 人間として 扱ってくれない。

そんな不満と 将来への不安 それを相談できる相手もいない。

それが 彼らを問題行動へと駆り立てるのかも。

この映画が示す内容は 勿論真実100%とは限らないかもしれないけれど 子供たちが居残り時間に 数学を勉強するわけでもなく ダンスをしている と わかって 抗議に訪れた両親たちを前にぶつ バンデラスの 台詞に現れている。

「自分がダンスを通して教えているのは 尊厳と 敬意と 礼儀です。自尊心を持てば 他人の命も大事にできるようになります。女性に敬意を持てば 自然と女性の扱いも変わってきます」

まさしく その通り。

例えば スーパーのレジでだって 

「いらっしゃいませ」

と 言われて 黙っているお客より にっこり笑って

「こんにちは」

と言ってくれる人の方が 嬉しいに違いない。

自分たちがいらっしゃいませ、と言われないと

「あの店 お客への対応が悪い」

とか 文句言うくせに 自分は何も言わない人もいるだろうけど そういう人は おいておいて。

尊厳だの 相手に対する礼儀というものは 誰かに教えてもらわない限り よほどのことがないと 身につけようとするものではない。
そういうことを 教えてくれようとする人に出会えた この生徒たちは 本当に幸せだと 思いました。

勿論 こうした 貧困家庭ばかりではなく 上流家庭に育ったお嬢さんでさえ 同じ境遇にあることを示したりして この映画は 

「問題児たちが いい先生に出会って 人生変わる」

というよくあるパターンに ちょっぴり普遍的な様相を与えています。
勿論 この生徒も すばらしい先生である バンデラスに

「ダンスが好きなら 君はダンスするために 生まれてきたんだよ」

と教えられます。

下手でも 自分の好きなことは 頑張ってやりぬきなさい。
人生には やり直すチャンスは 必ず来る。
自分を大事にして チャンスに向けて 精一杯 やりなさい。
結果がたとえ悪くても 自分という存在が ここにいることを 世界に見せるチャンスは 逃してはダメ。

ベタなものでしたが それでも 子供たちが それぞれに 青春していたり 不良に見える子供たちも 意外に純なところがあったり 仲が悪くても 最後には 協力することを学んだり そして バンデラス演じるピエールが あんなに躍起になって 自分には関係ない 不良たちにチャンスをあげようとするときに 端々にのぞかせる 間や 表情が

「もしかして この人も 昔は相当悪くて だけど ダンスに打ち込むことで 今の境遇まで 這い上がれたのかな?ダンディな外見も 自分で選び 自分でそうなろう と 努めている姿で もしかしたら 本当は この不良たちと同じく 貧困家庭の出だったのでは?」

などと 思わせられ バンデラスの演技者としての 底力も見たような気がしました。

ベタに泣きたい方にお勧めの映画です。

| エイガ | 21:19 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

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【オーストラリア】タイレストラン(当たり)

あまりにも忙しいので 

ゴハン作ってくれないかな・・・

と同居人に頼むと

作るの面倒だから 食べに行こう!

と即答された 先週金曜日。

でも 働かなくちゃならないのに・・・。
出かけると 

移動+食事ができるのを外で待つ+食べる+移動 

で 1時間以上潰れるからやだな・・・と 思ったけれど 仕方なく 付き合いました。
自分でつくるのいやだけど 次の日 土曜なので夜更かしすればなんとかなるか・・・という 結論。
やっぱり 普通に働いてたら 週末はのんびりしたいのわかるし。

一番早くできそうな ベトナム料理屋さんは おいしいのに 安いので 金曜日は満員のことが多く 先週も それは例外ではなく 満席。

しかし 同居人はかえって嬉しそう。

というのも 

一度行ったタイレストランが お値段高めながらも おいしかったから 満員を理由にその店に行ける

のが 理由。

実はこの店 前のオーナーが店をやるのをいやになって 他の人にゆずってしまったのです。

何故そんなことを知ってるかというと そのオーナーの元彼を知っていたから。

いやぁ 彼 散々愚痴ってましたね。
なにせ 彼 自分も出資したとかで 店のマネージャーをしてたのですが 彼女が シェフなのに 向上心がない!ということで 店の発展が望めないことに 不満たらたら。

というわけで どうやら本格的にその後仲たがいしたのでしょう。

Canon Hillというところにある 人気のあるタイレストランのシェフがここを買い取り 改装して開店。
前あったような 家庭料理はなくなりましたが その代わり こじゃれたお皿に盛られて 料理が出るようになりました。

お値段は高め というか タイレストランだな という 値段ですが その代わり量は多いです。

同居人は 魚系が好きなので 揚げ魚にタイソースをかけた 辛いもの(確か番号は27)。
私は 悩みに悩んで というのも 前にここで パッタイを食べたらまずかったからですが 結局 なかなか手に入らない という理由で ライムリーフを使った チキンの炒め物。

タイ料理

手前がワタシが注文した奴。

結果。

おいしかったです~

お店のウェイターさんも 感じいいし ちょっとだけ高めでも お持ち帰りできるので 2食分と思えば高くない!(こんなところで 貧乏をひけらかさなくても・・・

というわけで お店の情報ですが 以下に紹介サイト 貼っておきますので 興味のある方 ご近所にお住まいの方は 一度ご訪問下さい。

http://my247.com.au/brisbane/Thai-Dream-BYO-Restaurant.15696

| 日々の話 | 20:48 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画】Mr.Bean's Holiday (Mrビーンの休暇) (日本未公開)

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Mr Beans holiday


かつて大人気だった Mr.ビーン。

最初の映画は 今ひとつ 面白くなかったので これも そんなに期待しないで観ました。

とはいえ なかなか 楽しめました。

まあ 多分 相当叩かれていた映画だったので 期待度がものすごく 低かったせいかとは 思うんですけど。

というわけで これからご覧になる人へ。

テンポのよい笑いを求めてはダメです。

コメディだから と言って 

さあ 楽しませてよ!

と ギャハハ!と 笑うコメディを期待してはいけません。
どっちかというと それは アート映画監督役を演じている ウィレム・デフォーの役割です(観ればわかります)。

ライフ・アクアティック は 好きな映画の一つなのですが あの中で演じていたような コミック役をやらせても いつも上手な ウィレムです。
映画のラスト 彼の映画上映シーンは 抱腹絶倒。

さて あちこちで 言われていますが これは ローワン・アトキンソンによる ジャック・タチの ぼくの伯父さんシリーズ に対するオマージュだそうです。
言葉を殆ど発せず 全てをパントマイムで というのが 共通点。

それに対して

キートンや チャプリンに 挑戦しようというなんて おこがましい!
笑えないだろ!
そういうエキスパートに 挑戦するには 早い!
テレビだけ やってりゃいいんだよ!

という意見が多くて。

だけど この映画は 多分 バカバカしい大笑いを楽しみたい層ではなくて どちらかといえば 往年のMr.ビーンファンとか 若くない層を狙ったのでは?

お下劣なネタじゃなくて 普通に くすっと 笑いたい層といえばいいのでしょうか。
最近そういう映画も 少しずつあって バカ映画もダイスキですが そういう ほんわかも好きになったのは 年をとったせい?

さて 映画の中で Mrビーンフランスへ。

何を今更フランスへ?
海峡隔ててお隣じゃない!

とも思いますが それは 近くて遠い カエルと揶揄しながらも 憧れを隠せない イギリス人の心情を表すため。
だからこそ ピーター・メイルもあんなに売れたんですし。

じめじめ どんより 天気の悪い イギリスで 自分は あくせく暮らしているのに フランス人って なんか楽しそう・・・
うまいもの食べて ワイン飲んで・・・。
生活満喫してるよなぁ・・・。

そんな憧れを持って ユーロスターで 海峡を渡ると そこに広がる別世界。

文化都市パリに 南フランスの田舎 そして 南仏カンヌでリゾート

洒落た シーフードレストランに 慇懃無礼ながらも 上品な給仕。
田舎の景色も 日差しが明るく 豊かな田園地帯 そして 広がる地中海。

見事にイギリス人の憧れが 満載。

イギリス人がフランスで カルチャーショックに遭うとか 迷子の子供のお父さん探し そして かわいいフランス娘との出会い などなど 昔懐かし感覚が満載で シャープな笑いというよりか あくまでも Mrビーンがいつもどおりへまをするのを笑い 彼と一緒に珍道中を楽しむのが 観客の仕事。

休日に どうして 汗水垂らしますか?
そんなのイギリスの生活だけで十分。
フランス人は生活を楽しんでるだろ そしたら 自分たちだって Mrビーンと一緒に フランスでのホリディを楽しまなくちゃ♪

というわけで リゾート気分でのんびりと Mr.ビーンの ドジっぷりと 悪気はないのに ドタバタを巻き起こす様を お楽しみ下さい。

そうそう 最後まで 辛抱強く待っててくれた方には ちょっとだけ おまけのシーンがありますよ♪
でも あまり期待しないで下さいね!

| エイガ | 10:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【オーストラリア】オーストラリアネット事情

しばらくブログ UPできないでいたのには 二つ 理由があります。

1. ものすごく忙しかった(毎日12~14時間働いていた)
2. 電話が止まった

全者は まあ いいとしても 後者には とても 困りました。

いきなり ネット接続が できなくなり ラウターだの ケーブルだの 電源だの 調べても 全く問題なし。

ラウタースイッチを オン/オフするも 一切変化なし。

電話局に電話したくても 電話がつながらない。

しかも 不思議なことに お隣さんのところに チェックしに行ったら お隣さんの家の電話は使える・・・。

そして 聞いたところでは 5キロ離れた 電話交換所のケーブルが故障 

復旧には

約5日間

かかる とのこと。

・・・ありえない・・・

しかし それがあり得るのが オーストラリア

そんなことで 文句言ってないで 職場でネットしてりゃいいじゃん♪ といわれそう。

でも 働いてない人はどーしたらいいの???

と 質問したくなりますが そこまで責任は取ってくれない(当たり前ですが)のが こちら流。

しかし 不思議なことに 何がどうなっているのか 一日 何時間おきかずつ 30分くらい ネットがつなげるようになりました・・・。

というわけで 最近

オーストラリア全体に 光ファイバーを導入して インターネットインフラを 整備して 先進諸国に負けないようにしよう!

なんてい政策が 野党から出されていますが それより先に

「こんなにしょっちゅう 止まる電話を 何とかした方が いいんじゃないか・・・」

と 思うのですが おせっかいでしょうか。

| 異文化体験 | 06:25 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画】サンシャイン2057

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サンシャイン

イースター休暇第一週が終わり まだまだ学校はお休みなので 子供たちが外出し いつも行く安い映画館は満員でした。
しかし この映画 中途退場者が 結構見られました。
多分 SFを予期しないで来て

「やっぱ つまんないから 出よう」

となったのでしょう。

ワタシも真田さんが出てるので それを楽しみに観にいったわけですが この映画 ものすごく 「惜しい」作品でした。

つまらないわけじゃない でも ものすごく 引き込まれる作品でもないのです。
そして 色々科学的なギミックがあるのですが 説明不足なので よくわからないことが多いのも なかなか集中できない原因だったと思います。

舞台となる 宇宙船のデザインで シールドを修理しなくてはいけない事態になった 時点で 一緒に行った同居人は矛盾を感じてもう入り込めなくなったそう。
というのも シールドが太陽の強烈な熱を防ぐためのもの というのが どうも説明されていなかったため。
なので シールドが角度を変えなくては という説明があったときに それなら 宇宙船自体が回転すりゃいいじゃん と 感じてしまったので こいつら 科学をなめてるのか?と 思ってしまったのだとか。

後 出演している役者さんたちの 殆どがキリアン・マーフィを始め若い人が多いので 科学者 と言われても う~ん・・・と。
真田さんも 年なんですが 彼 若く見えるから・・・。
本物の宇宙飛行士なんて見ると 結構年配の人も多いので もう少し その辺 バラエティがあると (実際はあるんですが 見た目的に・・・)もっと 信憑性が高まったかも?

まあ そういう細かいことに気を使わなければ 例えば 宇宙服のデザイン(ものすごく古臭いくせに 新しい!) 食料と酸素供給のために 宇宙船内に温室があるとか 太陽を見るためのサンルームがあり 人々がとりつかれたように 太陽を見ていたり などなど とても魅力的なシーンが 続出。
宇宙服を着たときに 視界がさえぎられてしまう 閉塞感や 誰もが論理的に行動しなくてはならないのに どうしても 感情的になってしまったり という いわば 閉所恐怖症的な感覚がよく 描かれていました。
怖いシーンといえば もう一台のイカルス号の中に降り積もった 塵についての説明だの 優しい女性の声のコンピューターが ある情報を淡々と告げるシーンなんか 背筋がゾゾーとしたり。

ただ 一番大事なテーマである 人類滅亡の危機にあり そこでの任務を実行しなくてはならないという 義務感と 長いこと少ない人間とだけ顔をつきあわせているために だんだんと精神的におかしくなっていく人間の小ささ が どうも こうした他の色々な要素のために ぼやけてしまっていたような気がします。

どうせなら 他の宇宙船との接触のために 謎の事件がおきる という エイリアンめいたテーマはなくして 本当に人間の心理戦というものに してもらったら もっと映画自体にのめりこめたかな とも感じます。

でも そういう映画なら前にも色々あったので そうしたものを超えようという挑戦に果敢に挑んだダニー・ボイル監督の勇気に 男気を感じました。

まあ 色々文句は言っておりますが ラストシーンに代表される ものすごくドラマティックにできるのにもかかわらず まったくドラマティックではない(ただし 映像的にはものすごく美しい) シーンや 太陽という地球のすべての命の根源であるものへの 無条件の畏怖 そして 人間という存在そのものに対して投げかける不信・疑問など なかなか 考えさせられる内容で もう一回 家でDVDで見直したい作品でした。 
そして何より 真田さん ものすごくステキでした!
キャプテン役で 日本男児 っぽい役柄で こんな人についていきたい・・・と しみじみ。
真田さん

もっと 日本人の男優さんも女優さんも 世界に羽ばたいてもらいたいですよね。

| エイガ | 21:22 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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【オーストラリア】オーストラリアのエレクトロパンクバンド The presets

映画ばかり観てられない状況になってしまったので ちょろちょろっと オーストラリアの話とか 混ぜていこうと思います。
・・・怠けてますよね・・・。

で 疲れて起きた日曜の朝 デジタル後進国オーストラリアで デジタル放送を見るために デジタルセットボックスと呼ばれる デジタル放送受信装置をオンにしている我が家 こちらの国営放送ABCの デジタル専門局をつけたところ なんだか エレクトリックな音楽が。

雰囲気的には イギリスっぽいけど 観客はどうも オーストラリア人っぽいので 調べたところ オーストラリアのエレクトロパンクバンド The Presets だそう。

ウェブサイトは こちらを 参照してください。
ビデオなんかも観られます。
日本でも こちらのサイトで CD買えます。

オーストラリアのサイトへ行くと i-tunesでだけ リミックス版が買えるそう。
現在 イギリスをツアー中。
意外と 盛況な オーストラリア音楽界でした。

| 異文化体験 | 09:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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モーツアルトと鯨

モーツァルトと鯨

ジョッシュ・ハートネットは 一時期大人気で パール・ハーバーなんかにも主演して 次世代ハートスロブなんて言われてた時期もありましたが なぜか その後 鳴かず飛ばず。
ちょっと イーサン・ホークに似てるけど なんとなく 目と眉毛の間の感覚が狭すぎたのがダメだったのでしょうか それとも 40日間禁欲生活 なんていう ちょっと フザケタ映画に真面目に主演してしまったのが ダメだったのでしょうか。

とりあえず 最近観ないなぁ と 思ってたら ラッキーナンバースレヴィンで 久々に お茶目な役を演じて復活。
ついでに ロマコメにも 主演。

というのが この映画の位置づけかと思います。

話は かいつまんでいえば アスペルガー症候群という 自閉症の一種にかかった二人の男女が ぶつかりあいながらも 関係を築いていく というもので 本当にあった話を元にしているそう。

この病気 自閉症といっても 知的障害がない。
しかし 対人関係がうまく築けず どうしても社会から隔絶されがちになってしまう人たちの話で 恋愛サイドよりは むしろ こうした人たちが 社会からはみ出してしまい それでも自分たちのコミュニティを 築こうとする面が 興味深い。 

彼らは いわゆる「普通」ではない。
だけれど 彼らの感情や 相手を思いやる心 人と一緒にいたい 家族を愛する気持ちは 「普通」であって そうやって考えていくと 私たちが普段使っている

「普通」

という言葉の曖昧さと それを使うときに気づいていない 自分と他人の区分けをきっちりしている 傲慢さにふと思い当たる。

彼らは 「普通」の人が フツーにしている 他人とのコミュニケーションにおける 決まりごとが 守れない。
何を言っていいか どう振舞うのが 社会で暗黙のルールとして存在しているのかが わからないから。

「普通」 とは 

社会のルールを守れること

ということになっているようなのが 彼らを自分たちとは隔てる考えから 推察できる。

でも 社会のルールを守れる人が 必ずしも このアスペルガー症候群にかかった人を始めとする

「普通の人じゃない人」

と同じくらい 誰かを必要としていたり 家族を大事にしていたり 誰かとつながるために 必死の努力をしているか といえば 必ずしも そういうわけではない。

自分と違う 自分のルールと相容れない というだけの理由で あっさりと誰かを切り捨てたりしていないだろうか 誰か 自分を大事に思ってくれている人を 忘れていたり ないがしろにしていたり しないだろうか。
モーツァルト というタイトルは 全く違う二人が 惹かれあい 違いを乗り越えて パートナーとなっていく ということを 言いたかったのだろう と 思うけれど きっと 「普通の人々」も 自分の 「普通」という枠からはみ出る人を 切り捨てたりしないで 天才だけれど 奇矯な人であった モーツァルトや その存在だけで 注目を集めるような みたいな人も もしかしたら 一緒にいたら 楽しいかも とか 傍にいるだけで 実は心穏やかになれるかも と 違った目で見てみるのもいいかもしれない とでも 言いたかったのかもしれません。

ラストシーンは じんわり 心暖まるものでした。
佳品。

| エイガ | 22:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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たまには 負けた映画の話でも

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最近ちょっと忙しくなって DVDも映画館にもなかなか時間が割けません。
イースターとか 色々行事が多い上に お客さんが我が家に来ることが多くて多くて。
実際こうやっている今も 我が家にはお客さんが。

というわけで とりあえず 目に付いたDVDをレンタル!とかしてるのですが そういう適当なことをしたり はたまた 購読しているメルマガで 絶賛されていたものを 借りてみたり などなど しています。

しかし このメルマガの発行者さんとは 全くもって映画のシュミが合いません。
合わないけれど とりあえず 誰かのお勧めは聞いたほうがいいかも と 使用してみてるのですが 今回は見事にやられました。

それは この映画。
rent


好きなロザリオ・ドーソンも出てるし って 借りたんですが ロザリオ出る前どころか

開始後 わずか10分で あえなく脱落・・・。

というのも 歌がどうにも 嫌い。
ミュージカルで歌が性にあわなければ これはもう観ることさえも不可能。

聞いた話では 80年代末のグリニッジ・ビレッジを舞台に 若者たちがエイズ、HIV、同性愛問題と 当時話題になった様々なことを体験していく・・・と いう 興味深い内容だったのに 出だしの歌に まず乗れない。
次の歌では

「去年の家賃が払えない~」

とか歌われて

「歌ってる暇に 働いたらどうだろう?」

とか ギモンに思ったり。

こんなでは 楽しめるわけがございません。

というわけで これからの2時間を無駄にしないためにも あえてDVD止めさせていただきました。

多分 ミュージカル ミュージカルした歌さえ気にならなかったら 楽しめるんでしょうね。
後はなんというのか・・・。
どうにも 舞台で見たほうがいいような感じがしました。
撮り方が映画的なのに 中身は舞台っぽいからでしょうか。

エビータも シカゴも ムーラン・ルージュも ロミオ+ジュリエットも フラッシュ・アウェイも どれもこれも楽しめたのに この作品は100% ダメな作品でした。

あ ちなみに オペラ座の怪人は 観ておりません。
というのも 実際に日本でミュージカルの舞台を鑑賞し

「日本語って ミュージカルには 合わないんだなぁ」

と 思ってしまって そのせいで全く観る気になれなかったのでした。

| エイガ | 20:54 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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Keeping Mum(日本未公開)

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キーピングマム

この映画 期待してなかったけど なかなかの拾い物でした。
昨年上映されていたけど こちらでさえもそれほど 評判にならなりませんでした。
ワタシも観ようかな とは 思ってたけど

「う~ん ローワン・アトキンソンだしなぁ・・・」

と 敬遠して今に至る。

とはいえ この映画 主演はローワンではありません。
ポスターでさえ そんな風に描かれていますが 実際のところ 主演は マギー・スミス

彼女の演じる Graceは メリー・ポピンズや ミス・マープルなど イギリスのステキな穏やかな上品な女性のごった混ぜで まさに理想的なイギリスの老婦人なわけです。
この理想的な家政婦さんが現れてからというもの ローワン演じる教区牧師ウォルターの家庭は よくなるばかり。

牧師会議で開会のスピーチをすることになり それにかかりっきりで 家族のことなんか忘れていたウォルターは グレースのおかげで 最高のスピーチを仕上げることができる。
セックス狂いの娘のホリーは なんと家庭的になり 料理なんかしちゃったりする。
いじめられっ子の息子ピーティは グレースのおかげで いじめっ子を撃退。
ゴルフコーチのアメリカ人ランスと浮気し ウォルターを捨てて駆け落ちを計画していた グロリアも ウォルターへの愛を取り戻す。

すべてはグレースのおかげだったけれど その手法は極めて乱暴。
そして 過去を隠していたグレースだったが 隠していたことは一つだけではなかった・・・。

というわけで 先が色々読めてしまう展開ではありましたが とにかくイギリス色満載。
イギリスの田舎町が舞台 ということで イギリスの田園風景がダイスキな方には目の保養になります。
そして ジョークのたぐいも 悪ふざけ?と 思うような 強烈なものもあったり はたまた アメリカ人を小ばかにしていたりのか? と 疑ってしまうようなものとかで ガハハではなく イヒヒ という笑いがそこここに 散りばめられておりました。

まあ ラストはちょっと あれでしたが 途中まではテンポよく進んでいく 佳品でした。

そして 何よりの収穫。

それは ローワン・アトキンソンって 意外とハンサムで いい声してるんだな ってことと 恒例 パトリック・スウェイジの とんでもアメリカンぶり。
ドニー・ダーコの いかさま宗教ヤロウも見ものでしたが 今回も小粒ながらも エロく 下品 かつ 覗き魔という 

「ダーティ・ダンシングの ゴーストの 栄光は何処へ???」

と つぶやきたくなるくらい。
特に クリスティン・スコット・トマスとの情事のシーンで 披露する エロ下着には絶句します!

この パトリックを観るだけで価値はあるかも???

| エイガ | 22:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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パラダイス・ナウ

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パラダイス・ナウ

去年のアカデミーで話題になり ゴールデングローブ外国語映画賞までとったとかいう作品。
オーストラリアでは全く話題にもならず ひっそり公開されておりましたが レンタルに出ていたので 借りてみました。

パレスチナ自爆テロについて という タイムリーなテーマで これは昨年のシリアナに続いて 自爆テロをする人々はどうして そのような行動に走るのか と心理を掘り下げています。

この作品 パレスチナ人監督によって 作られただけあって (もっとも 本人は 「またチャンスがあったとしても こんな映画はもう作らない」 と 断言しているほど 危険が続いた撮影だったようですが) シリアナよりも さらに深い考察が されておりました。

シリアナでは 自爆テロ犯は 貧困 希望のなさから イスラム教のセクトへと 誘いこまれ 教育の結果 自爆テロへいたる という説明がされており もっともだな と 納得させられました。

しかし パラダイス・ナウでは 主人公が二人になることから より深い心理洞察が行われています。

主人公 サイード と カレッド は 幼馴染の友人で サイードはどちらかといえば 穏やか しかし カレッドは すぐ激しやすく 一般的なイスラム教男性信者のイメージが重なります。

そのカレッドも 子どもが巻き添えになったというテレビのテロ事件報道を観て 犠牲者の家族への懸念を口にするように いわゆる 普通の人 でしかない。

サイードと カレッドは 自動車整備工場で働いており そこへ来る スーハという イスラエル抗戦におけるパレスチナの英雄の娘と 密かに思いあっているけれど それを 表だって口にすることはないのも 前に観た イスラム系の映画でよく観るような 普通の青年。
左がカレッド 右がサイッド。
水タバコを吸っているのが いかにもイスラム。
パラダイス・ナウ3

パラダイス・ナウ2


そんな 普通の青年たちが 普通にイスラムテロ組織の一員であり そうした普通の人たちを普通に 自爆テロ要員として リクルートするのが 友人だ という事実が 重い。
当然カレッドとサイードの家族は 彼らの友人が テロ組織の要人であることなど知らず 単に友人としか知らないので 泊まっていくといえば 大喜びで歓迎する。
それが 自爆テロを思いとどまったり 家族に知らせてしまい 計画が失敗するのを防ぐ 口封じのためだとも知らずに。

シリアナでは テロは ある意味 テロ要員として 命を捨てても構わないだろう 言葉は悪いが 捨て駒であってもいいだろう と 思えるような人々 希望など なくても 当然だ と 思えるような人々が 自爆テロを行うのだ とでも いうようだったが パラダイス・ナウでは 本当に

「普通の人」

が テロに組み込まれている。

その事実は 実際 シリアナで描かれた

「希望のなさ」

が パレスチナでは 人々の日常となっている ということを 示している。

家族よりも 恋する人よりも 優先されなくてはならない ジハード とは 私たちが想像するような 崇高な意思や 狂信や 神への絶対服従などではなく 単に 普通に果たさなくてはならない 義務の一つに過ぎない とでもいうよう。

テレビで放映される テロリストの 決議声明ビデオ撮影が 普通にビデオショップでレンタル、販売されているのも テロというものが 普通に 人々の生活に組み込まれていることを示す。

パラダイス・ナウ6

勿論 サイードもカレッドも 彼らなりに 逡巡する様子は見せるが それでも 彼らは 自分の運命に従って テロ決行の準備をする。
しかし カレッドの決議声明ビデオが うまく撮れないシーンではつい笑ってしまったけれど もしかしたら この二人の 自爆テロが 失敗に終ることを 暗示するものだったのかもしれない。

そして この自爆テロ失敗が 二人の運命を分ける。

以下 ネタバレしていますので この先は 映画をご覧になった方だけ どうぞ。

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| エイガ | 22:14 | comments:6 | trackbacks:1 | TOP↑

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ラスト・ホリディ(日本未公開)

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ラスト・ホリディ


この映画 まだ 日本では公開されていないんですね。
クイーン・ラティファ主演の ハートウォーミングコメディ というだけで 結構受けそうな気もするんですが まだまだ 知名度が低いんでしょうか?

この ラスト・ホリディは 昔のイギリス映画のリメイクで デパートの台所用品売り場で働くジョージアは 優しく内気で言いたいことも言えなくて イジワルで上昇志向の上役に苛められているし 好きな男性に恋心を打ち明けることも出来ないでいる。
それが 余命3週間の重病と診断され 今まで夢見ていたハンガリーへの旅行へ 全財産を処分して旅立ち 超高級ホテルに宿泊。
憧れのフランス人有名シェフや 勤めていたデパートの社長や 議員その他の人々と 素性を知られぬまま 知り合いになり その歯に衣着せぬ言動と 率直な態度で 影響を与えていく・・・。

いかにも 昔 な ストーリーラインですが これが意外にも楽しめました。
それもこれも 主演の クイーン・ラティファのおかげ。
彼女のあけっぴろげな笑顔を見るだけで こちらまでつられて笑ってしまいそうになります。

話のエンディングは 最初のうちになんとなく わかってしまいますが そんな話を引っ張っていくのが クイーン・ラティファが おおらかさ 優しさ 正直さ 嫌味にならない強さ を秘めた女性のイメージにぴったりだから。
でっかいアフリカ系女性が主人公なのですが そうした女性に対して一般にある いわば 

「おっかさん」

イメージにぴったりあてはまる彼女 まさしくはまり役でした。
↓こんな女性から
ラティファ2

↓こんなにゴージャスに!
ラティファその後

オリジナルの男性が主役 から 女性 しかも モデルみたいにきれいな女性ではなく 太めで特に美人でもない(魅力的ではありますが) クイーン・ラティファが主役を演じたのも 結構よかったとおもいます。
きれいな細い女優さんが ブスメイクをして 

ほら こんなにきれいになりました!

というより 大き目の彼女が そのまんま 堂々とした姿を見せることで 魅力的というのは 体のサイズではなくて その人の性格や自信から生まれる ということも 示しているようで 最近 体のサイズとか 見た目にばかりこだわる傾向がさらに強くなっている社会で 自分のイメージに苦しむ現代女性にとって 

「そのままの自分でいいんだよ」

という メッセージを伝えるようでもあります。

世の中の不条理に甘んじることなく 正しいことは正しい ダメな物はダメ ということを かみつくのではなく はっきりとユーモアも交えて 主張する姿に 日ごろ鬱憤のたまっている観客はきっと溜飲が下がることでしょう。

名優ジェラール・ドパルデューと ティモシー・ハットンの 脇役ぶりも見ものです。
まあ ジェラールは フランス人シェフという役を 楽しそうに あくまでも自分は脇役 と わかっての 引き立て役を演じていますが ティモシー・ハットンは 悪役というか 負けず嫌いの 嫌な奴を 飄々と演じていて とても生き生きしています。
ティモシー


監督は ウェイン・ワン。
かつて スモークで一世を風靡しましたが 最近見ないなーと思ってたら こんな映画を撮っていました。
悪役ティモシーも含めて 人々を見る暖かい目は変わっていませんでした。
クリスマス時期の話なので 今年のクリスマスくらいに 一年遅れで公開して欲しい作品でした。

| エイガ | 22:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ザ・グッド・シェパード(The Good Shepherd )

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The Good Shepherd


評論家の評判が悪かったこの映画 長いので 観るつもりはなかったのですが たまたま あるスキャンダルの覚え書き を 観に行ったら お隣のオバサマも来ていて 

「The Good Sheperdは観た? 長いけど 飽きなかったわよ~」

と お勧めしてくれたので 観ることにしました。

確かに長い。
そして 話が入り組んでいる。
すべてが 観客の理解力と 想像力と 映画的経験度に かかっており いわば マニア向け。

これは 注意深い観客じゃないと 辛いわ。

一般的に

「へえ CIAについての 映画ね 面白そう☆」

とか

「マット・デイモン出てるの!観なくちゃ☆」

などという気持ちの観客は 置いてけぼりを食らうこと 間違いなし。

時系列がまず こんがらがっているのが わかりづらい原因。
現在と 過去の話が しょっちゅう交差する。
だけど 一応 今どこの時代にいるかは 字幕も出るし 服装なんかでもわかるので ちょっと注意してれば大丈夫。

それに アメリカの政治史みたいなものを知らないと 

「一体なんでこんなことになってるの?」

と 何がなにやらさっぱり状態になってしまいます。
これから観られる方は 第二次世界大戦後冷戦に至る構造と  キューバ侵攻などに見られる 米ソの対立を 抑えておけばよいかも。

そして 敢えて言うなら 主人公のマット・デイモン演じる エドワードが 全然年を取らないように 見えてしまうのが 時代を追うのを辛くしています。
息子と並んでるシーンで

「おや 弟?」

とか 思っちゃったくらい。

とはいえ この映画 抑えたトーンの中 静かに 自分のアメリカ国民としての愛国心を利用され 自分のアメリカ国民としての義務を第一とし 一人息子を愛しながらも 距離を置かざるを得ない 普通の男の悲劇を 描いています。

結婚したのだって 本当に愛していた女性がいたのに 当時の厳しい状況の中 つい 欲望に負けてしまった結果。

そのせいで 愛のない結婚生活をしてしまい それでも 息子には 一所懸命愛を注いでいるのに 理解してもらえない。

エドワードは 子供の頃に 父親に自殺されてしまうので 父親のモデルというものがなく また 父が自殺=父に否定された という トラウマでもあるのでしょう。
正しい父親像がないにもかかわらず 自分の子供には 自分が味わったような 親に否定されるという 思いはさせたくない と 思っても それを伝えることができない 仕事上 何もかも 秘密にしておかなくてはならない それゆえ 息子が 自分と同じ職についても 手放しで喜べない という よい父でありたい 気持ちと よいモデルを示せないジレンマが よく伝わってきました。 
アンジェリーナ・ジョリーの妻の 愛されない不幸 幸せな家庭生活を築きたいのに どこかで伴侶に自分の存在自体を無視されている という不幸を 見せられると共に それに対して 罪悪感を抱きながらも どうすることも出来ない夫という CIAというものを抜きにしても 十分映画になりそうな テーマを惜しげもなく 一本の映画に突っ込む ロバート・デ・ニーロの 贅沢さよ。

エドワードは 仕事に熱心になればなるほど それは 自分のアメリカへの忠誠心と愛国心を示すはずなのに かえって 家族と自分の間を引き裂くことにしかならない。

そんな辛い気持ちを 表に表さないのは おそらく 子供の頃に 目の前で 父が自殺してしまったせい。
その 父からの メッセージを 年老いてから 初めて開くエドワードの表情は あまりにやるせなく 自分の失ってきたものを 改めて思い知るシーンで マット・デイモンの 演技力のおかげで 彼の心のうちを 観客は垣間見ることが出来るように感じられました。

そして この映画を観て 誰もが感じると思うのですが CIAって 怖いところだな・・・と。

スパイということで いつでもどこでも誰かが自分を見張っている
自分には プライバシーが全くない という事態を考えてみたら それだけで怖い。

自分が道を歩いているところ 
お店に入って 例えば試着室から出てくるところ
スーパーマーケットで 安売りのものを手に取っているところ

全部見られて 記録されていたら?

考えたら ものすごく怖い。

映画の中では これが 悲劇に次ぐ悲劇を招いて行き 情報戦 というものの 本質的ないやらしさ 自由国家と謳いながら 実際には全く違う アメリカというものを 浮き彫りにしている。

そして こんな悲劇にも関わらず CIAという組織から抜け出すことの出来ない エドワード。
一生を捧げてきたのだ。
彼の人生の全てと言ってもいい場所を そうそう捨てられるわけがない。

まるで 日本の会社人間のお父さんのよう!

とか 思ってしまったのは 余りにも一般的過ぎでしょうか?

また この映画で 最も注目されるべき と されているのが 名門イェール大学の優秀な卒業生だけで 組織される秘密結社 スカル&ボーンズの存在。
アメリカの指導者層に食い込んでいる この組織に 属しているのは 旧&現アメリカ大統領ブッシュ父子 など。

このエリート組織に属する 自分たちこそが 唯一 神である アメリカを代表し 羊たる 無知な国民を導く立場にあるのだ

という意識を指したのが タイトルなのでしょう。

元々は イエスを指す表現で 一般市民が羊であり 神の救済の元へ 連れて行くのが イエスである という文が聖書にあります。

羊は羊飼いの後を追うが 声を知らない見知らぬものの後は追わない。

また アメリカは宗教国家である という 考え方からすると 宗教心厚い人々こそが 神の声を聞けない一般国民のために 神の声を代わりに伝えてやるべき という 考えも この組織には反映されているようにも見えます。

聖書は 多宗教・無国籍宗教の日本人とは違って 西洋文化の基本だから アメリカ映画とかってなかなかわかりづらいところがありますよね。

普通に楽しむ映画ではないけれど しみじみと スルメみたいに 後になるほど 後味が出てくる作品でした。

どうやら 実際はもっと長かったそうで 劇場公開版ではカットされていた詳細がもっと きめ細かく描かれているとか。
それも なんだか観てみたい気がします。
長すぎて 途中で寝るかもしれないけれど。

| エイガ | 19:52 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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すべてはその朝始まった

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すべてはその朝始まった すべてはその朝始まった
クライヴ・オーウェン (2006/09/21)
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同居人は 仕事が忙しいので 頭を使わない映画が好き。
というわけで 自分のアート系お芸術社会派映画を借りるついでに 彼用の映画もついでにレンタルすることにしています。
どうせ 1ドル(100円)だし。

というわけで この映画を借りました。

普通のオージーの奥様に この映画を勧められたとき 彼女がつい

「あのね ジェニフアー・アニストンと なんだっけ イギリス人俳優が出ていて アニストンがいつものように けなげで弱い女性かしら?と 思うと どんでん返しがあるのよ」

と 

映画の全てを語りつくしてしまった という 代物。

それ言われたら 全部見なくてもわかっちゃうじゃないですか。
何せ 火曜サスペンスだので 鍛えられておりますので。

というわけで 期待せずに観たのですが 意外にきちんと伏線が張られていたのに 驚きました。

最初に出てくる刑務所シーンが 最後につながっていくのですが その後にも 幾つかひねりがあって こういう一筋縄で行かないスリラー というのは 好感が持てます。
大スターの力だけではなく 自分の監督技術や 脚本で 見せようというのですから。

ただ 問題は 再び ジェニフアー・アニストン。

彼女の登場シーンで ストッキングに包まれた きれいな脚を見せるところは いかにも・・・で よいのに あいにく 彼女 親しみやすい顔と表情の持ち主で とても 金融機関のエグセクティブに見えない・・・。
子持ち と 言われても そうは見えない・・・。
せいぜい 秘書とか そんな感じ。

なので どうにも クライブ・オーウェン演じるチャズが 彼女にどうしようもなく 惹かれて行くのが わからないわけです。
勿論 難病(若年性糖尿病)を抱えた娘 仕事に忙しく 妻ともすれ違い気味で 会話もなし 生活につかれきっていたところに 長いことやってきた仕事もいきなり失う という彼の状況を 考えると

「ああ 気の迷いね」

と 納得することはするんですが それなら こんな泥沼になる前に 家族会議でもすりゃいいのに とか ツッコミたくなってしまって。

ジェニフアー・アニストンは ファンの方には申し訳ないけれど どうにも表情に乏しくて こういうシリアスなドラマをやるには 繊細な表現力に欠けているように感じました。
なので チャズが彼女に対して罪悪感を抱いてしまって 泥沼にはまっていくのが 現実味がなくて。

彼女がこの作品で狙ったのは 昔 ニコール・キッドマンがやったように 一旦 悪女役で自分の殻を破る ということだったのでしょうが 残念ながら 不発に終ったようです。 この結果 映画自体に マイナス評価することになってしまいました。

とはいえ クライブ・オーウェンは いつもどおりいい仕事をしてくれてます。 
いつもなら 状況をコントロールするのが上手な 意思の強い男を演じているのに この映画では 間違った判断をし続け 右往左往 泥沼にはまるものの 尊厳は失わない男 という イメージを巧みに作り上げ 観客から同情を引き出すのに 成功していました。

昔はイギリス俳優って 一部の俳優さんを除くと 地味なカンジで あまり人気がなかったのですが 最近では 007のダニエル・クレイグなど 地味ながら華のある 「男の色気」のある俳優さんが増えてきて 嬉しい限りです。

付け加えると ヴァンサン・カッセルが 不良役で出ていて なかなかの迫力です。
やっぱりこういう役が似合う!

それにしても この映画 日本ではDVDスルーだったんですね。
結構よくできた 犯罪映画だったので 勿体ない気もします。

| エイガ | 21:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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The Good German

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Good German


話題になっていたのと ごひいきジョージ・クルーニー様が主演でいらしたので そろそろ上映終了しそうだったところ 慌てて映画館へ足を運びました。

前評判は あまりよくなかったので 不安だったのですが 観た結果。

はい 批評家さんたちのおっしゃる通り なんだか 面白くない作品でした。

原作つきなので 原作が悪いのかもしれないけれど 話の流れがスムーズじゃない。
スムーズじゃないのが 例えば 観客にトリックを仕掛けるとか 映画的技法だとか ではなくって どうにも ストーリーテリングが 下手なのか? とも 感じてしまいました。

映画の開始時間に間に合わない!と 焦っていたため 疲れていたからか? とも 思ったけれど ジョージ様が出ているだけで それだけで目が覚めそうなもんです。
というより ジョージが出てるシーンは全部パッチリ目が覚めていたんですが。
ファン 恐るべし。

それよりも ジョージの軍帽が似合わないのが原因だったのか?
軍帽かぶった頭がでっかく見えて もしかして ジョージ自身の頭がでかいのか? とか 変なギモンが。
そんなギモン 持ちたくなぁい!
ファンの微妙な心理。

勿論役者陣は頑張っており 主役の ケイト・ブランシェットの マレーネ・ディートリッヒと イングリッド・バーグマンを 足して二で割ったような美しさは 必見。

スパイダーマンの トビー・マグワイアの ねちっこい 演技 特に 激しいセックスシーンには 驚き。
彼もこれで 爽やかな青年役から 脱皮を図っていることが見えます。
白黒なので 唇が異常~~~~~に 赤いのが またまたどす黒く映って なんとなく ねちっこさ倍増。

という役者たちの頑張りにもかかわらず タイトルのThe Good German の 持つ意味がが 映画から伝わってこない。

聞けば原作から ケイト演じるLenaが ドイツ女性からユダヤ女性に 普通の女性から娼婦へ と 役柄変更されたのが 原因らしい。

この映画の本質は

The Good German

というのは 

主役のLenaが 果たして本当に The Good German だったのか

ということを 示唆しており 

トビー演じる Tullyが 実は闇取引にかかわっていたり 

政治家たちが 平和のため といいつつ 裏では汚いことに手を染めていること

つまり

どんな人間にも 表と裏がある

ということも 広く示しているのではないか と思うのですが このLena の役柄変更により このテーマが

誰にも潜む 人の心の闇

ではなく 

表向きは Good に見えても 戦争を生き延びるためには Bad なこともしなくてはならない

という 悲しい人間の性を 描くことになってしまい そのため 彼女の秘密がわかっても

「仕方ないよね 人間だもん」

と 第二次世界大戦の ドイツでのユダヤ人の状況を少しでも知っている人ならば 思ってしまわざるを得ない。
人間は やっぱり わが身が大事 生き延びてこそ。

同じ戦争映画でも The Pianist なんかとは 比べ物にならない 底の浅い作りで なんとなく ガッカリ。

まあ これは カサブランカへのオマージュ ということで どれだけ 当時の映画のエッセンスをかもし出せるか が 映画作成の目的だったのでしょうから 映像的に言えば まさしく成功だったようです。
本当に 過去の白黒フィルムノワールの 名シーンをあちこちから 引っ張り出してコラージュしているカンジ。

ただ ストーリーの語り手が しょっちゅう入れ替わるため 話の軸足をどこにおいていいかわからず ただ 昔の白黒映画の名シーンの切り張りを 強いリードなしに見せられ そこに読み取るべきものが薄いのを 何か意図があるのか? と 常に自己に問い続けるも その意味は与えられず 代わりに 作り手側の 自己満足だけを見せられてしまい 観客としては消化不良な気持ちを味わってしまったような気がしちゃいました。

まあ 骨太な反戦映画じゃなくて 当時の雰囲気を現代に蘇らせようとした 芸術映画を観るつもりで観れば 満足できるんでしょうが 終戦後のドイツの辛さや 生存者の気持ちを知ろうとしたり しっかりした ロマンスを観たいなら あんまりお勧めできないかも。

いわば ものすご~く きれいに盛り付けられた お料理を見て すっごくおいしそう♪ と 口に運んだら 思ったよりおいしくなかった・・・って 時の気持ち でしょうか。

| 英語 | 20:44 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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オーストラリア観光キャンペーンの効果は?

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昨年3月くらいに始まった オーストラリア観光キャンペーン
そのTVコマーシャルがこれ↓


これ 実はイギリス カナダで 放映禁止されちゃいました。

理由は 最後に使われる キャッチフレーズ。

Where the bloody hell are you?

この bloody が イギリスでは問題になりました。
子供も見たりするんだから 罵り言葉は教育上よろしくない と。

それに対するオーストラリア人の反応は そりゃすごかった。

曰く

Pommy(イギリス人の別称)は ユーモアがわからない
FCUKの宣伝はOKなのに どうして オーストラリアのはダメなんだ!

と喧々囂々。
しまいには 観光大臣がイギリスまで飛んで ついでに 最後に出てくるビキニのお姉さんまで 連れ出して 何とか放映禁止から 9時以降(子供は起きていないだろうってことですね)にしてもらいました。

カナダで問題になったのは 最初の方で

ビールは用意しておいたから

というシーンが 過度の飲酒を奨励している (ってか それ オーストラリアだし・・・) という理由。

hell

も 卑語ということで 問題に。

面白いのは カナダの放映禁止措置については オーストラリアメディアは全然取り上げていなかったこと。
イギリスは 自分たちが属しており お仲間 というか 尊敬しているのに その扱いはないだろう!という 怒りだったんでしょうね。

ちなみに シンガポールでは

So where are you?

と 問題になる言葉は取り去られてしまったそう。
アメリカ NZでは そのまま放映されましたが NZは 放映禁止はしなかったけれど オーストラリア観光局に

「こーゆーのはちょっと・・・」

と 苦情は申し立てたそう。

こういうキャンペーンって わざと 悪い言葉とかを使って 人の注意を喚起するのが目的なので こういう批判とかは予想していたと思うのですが 実際には オーストラリアの昨年度の観光収入は一応上昇した ということで キャンペーンを成功と位置づけたようです。

ただ 観光客 といっても 主に ワーホリの人たちが オーストラリア滞在期間を延ばしたのが 収入増の主因で オーストラリアが

いいお客様

と考えている 日本人観光客数は5.7%減。
ドイツ観光客は4.7% 減。
そして 一番のターゲットであったろう イギリス人観光客は2.3%減。

というわけで 1億8000万オーストラリアドルかけた キャンペーンが 果たして本当に成功だったのか 失敗だったのが 今 論議の的となっています。

そして このCMのパロディがYoutubeに公開されたのですが なんと オーストラリア観光局が弁護士を通じて このビデオをYoutubeから削除するよう 通達が来たとか。

それに オージー ちょっとむかついたようです。
何よりしていることが オーストラリア観光局が

「ばかげてる」
「ユーモアがわからない」

と批判した イギリス当局と同じ立場をとったことで 権威主義的!と いうこと。
お金があって 力があれば ごり押ししていいのか!と 反抗しているようです。

中には

「スノビッシュな代理店と 官僚が作った 殺菌されたような ステロタイプより こっちの方がよっぽど 本物のオーストラリアじゃん」

みたいに 言ってる人もいました。

で こちらが パロディ版です↓
 

こっちの方が 確かに本物のオーストラリアかもしれない。

| ニュース | 21:04 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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オージー 韓国映画 グエムル を観る

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観たい!観たい!

と 同居人がうるさく

絶対1人で観に行ったらダメだから!

と 念を押されていた 韓国映画 The Host を 観て来ました。

それ何?

これ 

グエムル 漢江の怪物 

なのですが 外国では こういうタイトルです。
映画の中で 怪獣にウィルスあり ということになってたので こうなったのですね。

同居人 韓国映画は 日本映画と間違って借りてきた オールド・ボーイズしか観たことがなくて 

韓国映画は面白いねー」

と 予告編を観て すっかりその気になったらしいです。

いくら

「オールド・ボーイは 日本のマンガが原作だよ」

と教えても

「またまた 日本人は 韓国人嫌いだから そういうこと言うんだよね。ってか キミ 韓国人嫌いだから」

と 冷たく返されてしまいました。

ワタシが嫌いなのは 韓国料理屋で それも食べ物が嫌いなのではなく お店を出た後 全身が臭くなってることなんですが・・・。

というわけで 同居人は 観る前からテンション上がりまくりでした。 
しかし ワタシは遭えなく 観てる途中で寝てしまい 気づいたら お父さんが大変なことに!

というワタシとは違って きちんと最後まで観終えた同居人に 感想を聞いてみました。

開口一番、 

「あの ラストシーンはないだろう」

やはり 西洋文化では 最後のあれはないんだそうで しかし 一応救いはあったから いいじゃない?と 思うのですが、 やっぱりどうしてもダメみたい。

それと ユーモアシーンはよかったし 韓国人の普通の生活 とりたてて ハンサムな俳優さんや女優さんが 出ていないので 生活感があって いい経験だったとか。

しかし 意味のない残虐さには 辟易したそう。

オールドボーイや 隣人13号も 相当残虐ではあったけれど その裏には意味があったけれど グエムルでは残虐は残虐のために存在していたような カンジがした と話しておりました。

あれはきっと 病院とか権威は 一般市民の言うことは聞かず なんでもしたいようにする って言いたかったんだよ きっと。

と 言っても 

「そのものの見方は ものすごく 子供っぽいよね」

と 一蹴されてしまいました。

アメリカ軍の扱い方なんかも なんだか現代の映画というより 30年前みたいで発展してない感じ・・・と 期待していただけに ガッカリしたところが多かったらしい。

「もー 韓国映画は観ない!」

と つぶやいておりました。
こちらでの評価も高かったので 余計に残念だったみたい。

というわけで 日本の怪獣を観てもらうため 一番最初のゴジラ レンタル計画中。
グエムルと比較してもらう予定。

グエムルの造形とか 最初からどんどん姿を見せるところとか 女の子と怪物の対決シーンとか 結構いいシーンは多かったのですが なんとなくだるかったなー というのが ワタシの感想です。
あんまり メリハリがなかったのか それとも 色々な要素を盛り込みすぎたのが原因だったのか。

しかし オタクでもないのに 怪獣映画だの 日本アニメだの 見せられる同居人 いい迷惑ですよね。

| エイガ | 20:22 | comments:6 | trackbacks:2 | TOP↑

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