Lost in Australia 

オーストラリアから 映画と英語と暮らしのことなど 色々と

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【映画感想文】マドモアゼル

涼しいブリスベンからこんにちは。

最近図書館でDVDをレンタルする癖がつきました。
借りても観ないで返却することも多いのですが、とりあえず古いものがあるので嬉しいです。

で、前から気になっていたこの映画、マドモアゼルを観賞。

イギリス人監督トニー・リチャードソンなのに、映画そのものはフランス語でしたが
確かにイギリス人ではこの映画の言いたいことは伝わらないかも。

この映画を観終わって思い出したのが、
同じくフランス女優イザベル・ユペールが主役を演じた「ピアノ・ティーチャー」。

マドモアゼルとピアノ・ティーチャー。
この両者に共通するのは性的に抑圧された女性の怖さ、というやつで、
何十年も前にこんな映画が作られていたことに驚き。
そしてフランス女優のすごさ、というものをしみじみと感じる。
英語圏女優のすごさは「演技の巧みさ」と言ったものに思われるけれど、
フランス女優のすごさは「生身の女」であること。

映画の中でさえ美人と言われないジャンヌ・モローだが、
性的欲求不満を抱えたハイミスの「マドモアゼル」でもその典型的美人ではないことがかえって本物の女というもののもつ性を強烈に感じさせる。

ある意味、美女なら男性に声をかけられるだけで、自尊心は十分に満足するだろうが
不美人ゆえ、また、教師という職業ゆえに男性にしなだれかかったり、不品行は許されないのだろう。
よくありますよね、「ブスのくせに男にちゃらちゃらして」みたいな陰口。

そんなわけで欲求不満と思われる、もう、きちきちにお堅いマドモアゼルのヒステリーぶりと
満たされぬ性欲に身もだえしている様子がちょっとした仕草から読み取れる。
ジャンヌ・モローがこかげから男の生身の体を見て舌舐めずりするシーン、圧巻です。
演技が巧みではないとできないことだけれど、英語圏だと演技のための「演技」と感じてしまうことが多いのに、
フランス女優は「生身の女」を表現するための演技、と感じられるから不思議。
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| エイガ | 20:07 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画感想文】Leaving と Cloud 9

くもり空のブリスベンからこんにちは。

春が近付きつつあるとはいえ、まだまだ朝晩は冷え込みます。
実は今もフリースのコートを着ています…年だからしゃーない。

で、今回は不倫映画2連発。

「Leaving」は不倫と言えばこの人、のクリスティン・スコット・トマスが主演のフランス映画。
「イングリッシュ・ペイシェント」は有名です。

「Cloud 9」はドイツ映画で、知らない俳優さんばかりですが、老人の性について、です。

同じ不倫でも監督の視点によってこうも違うんだなぁと実感。

状況はまあ似てるといえば似ていますし、話も最終的には悲劇になってしまう、という点でも同じ。
だけど、「Leaving」ではクリスティンが不倫の恋に陥ってしまう理由がよくわかるのと
夫があまりにも独善的なので

「ああ、こんな夫ならよその男に走るのも無理ないわ」

と思わされます。
特に、妻がよその男に走り「ごめんなさい、出て行きます」となってからの仕打ちといったらもう…。
クリスティン・スコット・トマスの演技力にも驚かされます。
スペイン人(パンズ・ラビリンスのセルジ・ルイジ好演)のム所帰りの男との交情が深まって行く際の様子、
夫の元に帰った後の抜け殻のような姿の対比がすごい。
前者は、恋を知ったばかりの乙女のような幸せな姿に対し、後者の場合、いきなり老けてみえるんですよ。
なので、悲劇に至っても、あまり夫が可哀想とは思えない…。

かたや、ドイツ映画の主役、インゲですが、
30年連れ添ったにもかかわらず、いきなりよその男と寝てしまう。
数週間の出来ごとに30年の絆が崩壊するわけですが
夫の方はそれがどうしてなのか、さっぱりわからない。
インゲも「恋に落ちてしまったから仕方ない」と。
幸せそうな夫婦にも何があるかは一寸先は闇、ってことなんでしょうね。

娘にも告白し、「嘘ついておけばよかったのに、みんなが傷つくのに」と言われ
「でも黙っていられなかった」と涙するインゲ。
気持ちはわかるけど、自分の罪悪感を吐露することで、
罪悪感から逃れようとするのはあまりお勧めできません。

「30年一緒だったんだから、こんなことになったらもっと理性的に話し合いができると思ったのに」

と悲しむインゲですが、いや待て、あなたが最初にいきなりそんなことを言いだすからこんなことになったんで、
と思わずいさめたくなったものの、

「このまま老いていくのだろうか」

という不安はわかるので、インゲの気持ちもまあわかる、と。

しかしこちらの映画の場合、夫はあまりにも何も悪いことをしていないため、
インゲに共感はあまりできませんでした。
大人で恋する気持ちはわかるけど、それなら夫も傷つけないようなやり方もあったのではないか、と
考えてしまいました。

あえて言うなら

「室内でいきなりオールヌードになってふらふら歩いているようなデリカシーのなさが厭になった」

のかなぁと…。

人生、何が起こるかわからないので、何か起こった時も理性的に対処できるようになりたいですね。

| エイガ | 11:13 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画備忘録

うだうだしてたらすでに7月も終わりに近づきつつあります。
でもいまだに7月が冬なことに慣れていないのも、時間を実感できない原因の一つじゃないだろうか。

映画を観に行きたい!と思ってはいるのですが、ホリデー時期だったせいもあり、ほとんどが子ども向けなため劇場へは一度しか足を運んでいません。

とりあえず忘れないように(てかこのブログ、最初は映画専門だったんですけど)観た映画を以下に記載しておきます。


Sleeping beauty(オーストラリア映画。劇場にて観賞)
How to train your dragon(ヒックとドラゴン。DVD)
Prince of Persia(DVD)
ニコラス・ケイジの新作、でもDVD。
クロノス(DVD)

感想は近いうちに。

| エイガ | 09:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画感想文】瞳の奥の秘密

涼しくなったブリスベンからこんにちは。

ちょっと時間があったので前から観たかったこの映画をレンタルしてきました。
瞳の奥の秘密

軍事政権成立前の不穏な雰囲気を背景に未解決の殺人事件。
25年前の迷宮入りの事件を小説にしようと、退職したばかりのベンハミンが過去の上司イレーネを訪れる。

この映画、こう書くとサスペンス映画としか思えません。
特に出だしの幸せな若妻のイメージと、それが無残にも強かん、殺されるシーンを見たら
その感想は一層濃くなります。

しかし話は殺人事件をネタに、いつまでも消えない情熱、そして愛情、という真のテーマを描くに至ります。

主人公のベンハミンは若く美しい上司のイレーネに身分の違い、年齢差を感じながらも惹きつけられ
退職した今も忘れられない。

妻を殺された銀行員のりカルドも、亡くした妻を心から愛し、いつか犯人を捕まえる、と心に誓い
その愛情の強さ、深さに心を打たれたベンハミンに捜査再開へと奔走させるきっかけとなる。

謎ときのシーンを見ると、それまでに色々と語られていたことがぴったりとはまって
「ああなるほど」と思わされます。

そして最後のシーン。
過去を思い、ああしていたら、こうしていたら、ではなくて、今を生きることが大事だと
教えてくれるようなシーンでした。
大変なことになるのをわかっていてさえ、乗り越えられる、と思わされる熱情というものを
いつまでも持っていたいものです。

| エイガ | 19:51 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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【映画感想文】イージーA

くもり空のブリスベンからこんにちは。

暇があるので何しよう…とDVD借りてきて一気に視聴。
5本の中でとりあえず面白かったのがこの「イージーA」。
古典を読まれる方ならご存知のホーソンの緋文字がベースになっており、
不倫をした女性は胸に「A=Adultery(不倫)」をつけなくてはならなかった
昔のアメリカの状態と、現在もはびこるティーンエージャーの

男性=やりたいorやった奴は神
女性=やった女=便器

というダブルスタンダードを冷徹に描いております。
イージーA


もともと80sの青春映画の巨匠、ジョン・ヒューズのファンであろう監督が

「俺もあんな映画撮りたい!最近の映画はつまんない!ロマンティックじゃないよ!」

という気持ちで撮ったであろうことがありありとわかります。
わかりすぎてアレですが、でもすぐエッチしちゃったりする作品より
はるかに女の子の心がわかっています。

デブのオタクが「あ~俺の高校生活は灰色だぁ」としょぼくれているので
あまりの無礼さにむかついたものの
同情心から申し出を受け入れ、大喜びのデブに

「あんたが普通にデート申し込んでくれたら喜んで受けたのに」

と言ってしまうオリーブ。
さすが80's映画が好きだけあって心優しいんです。

そんな彼女が巻き込まれる「ビッチ」騒動。
こっちの女の子はそうでもないかもしれないけれど
愛称として「ビッチ」と言い合うわりに、異様にお堅い高校生たちの真実を見ると

「ああ、アメリカに生まれずに本当によかった」

と思い知らされます。
まあ、これも映画的誇張なのでしょうが。

とりあえず80'sのさわやか青春映画が好きだった方たちにはたまらない作品かと思います。
特に

「どうしてあなたはそっちの男を選ぶの?」

とモリー・リングウォルドの男性選びに難を感じた女性にはお勧めです。


| エイガ | 08:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画感想文】ブルー・バレンタイン

青空の広がるブリスベンからこんにちは。

ちょっと前になりますが、「ブルー・バレンタイン」観てきました。
blue valentine

観る前から暗い気分になる映画、と言われていましたが、本当に気分がブルーになりました…。
恋人同士やカップルでトラブルを抱えている場合、絶対避けた方がいいです。気分がどん底に叩きこまれます。
幸せな場合は「ふーんこんな場合もあるのね、ま、私達には関係ないけどぉ」と思えるので大丈夫ですが
そうした場合は面白くないかも。

衝動的に恋に落ちて結婚した二人が、人生に対する考え方がすれ違って別れに至る

と書いてしまえば非常に簡単なわけですが、
この二人がどのように出会って
どれくらい幸せで
どれくらい魅かれあっていたのか
違いを乗り越えたり
大きな困難を超えてまで結ばれていく過程が
現在の悲惨な関係と前後して時間軸を超えてミックスされていて
その対比が現在の寒々とした関係をさらに強調しています。

現在の状況に至る事情も観ているとつかめてきて、
ライアン・ゴスリング演じる夫のディーンも
ミシェル・ウィリアムズ演じる妻のシンディもどちらもまったく悪くないので
観ている側は本当のカップルが別れに至る過程をつぶさに見せつけられ
気分が落ち込むわけです…。

どちらかといえば妻のシンディは二人の関係をもうあきらめていることが
最初のシーンで示唆されており
ディーンはそれをなんとかしようとあがくあまり
いわゆるラブホテルで一夜を過ごすことで二人の関係を改善しようとするわけですが

ここにもう、男女の違いが見て取れる。

私は観ていてシンディがディーンに愛想を尽かす理由がよ~~~~~~~くわかりました。

ディーン、いい人なんですよ。
子供を愛していて、いいお父さんで、子どもとの時間を作るためにペンキ屋の仕事をして満足している。

傍からみれば「いい旦那さん」なんです。

でも、家事をしない。
冒頭でのある事件が悲しい出来事に終わったときに
ディーンはビデオを観て、思い出にひたっているわけですが、
そんなときにシンディは悲しみを紛らわせようと言うのか
居間に散らばるゴミを片付けて、ゴミ出しに行くんです。

その後口論になったときに

「私が家では男の役割を果たしている」

と口に出すのですが、
シンディは医師として働いて多分家計の多くを負担しているのでしょう。
しかもどうやら激務。
できれば家事とかは任せたいのでしょうが
お気楽なディーンは子供と遊んで楽しく過ごせばそれでOK!のお父さんパターンを抜け出していない。

外では男の役割、家では女の役割ともいえる家事に本質的な育児を負担しているわけで
そりゃシンディ、ストレスもたまるわ…。

「なんでアタシばっかり!」

と言いたいことでしょう。

過去に描かれたようにシンディは実の父が問題ありで
そのせいか、つきあっていた男性も同様に抑圧的。
なのでそんなところのないディーンに魅かれたのがよくわかります。
でも結局「男とはこうあるもの」というイメージが彼女には刷り込まれているわけで
ディーンがそれに合わないところも今では不満になっているのでしょう。

そのうえディーンはどこにシンディの不満があるかわからず
(要は、私、忙しく働いていて男の役割してるんだから、家にいることが多いあなたはもっと女の役割してよ、なんですが)
そうか!一発やればロマンスが戻るぜ!
なにせ昔は二人はホットなセックスしてたんだから…
といわんばかりにラブホテルを予約するわけで。

そういうときは妻に花でも買ってやれ!
ロマンティックなディナーでも行けばいいのよ!
きれいにドレスアップしてもらって「きれいだね」とでもいえばいいのに
この男、「セックスがうまくいってれば夫婦関係はうまくいく。最近やってないからなー」というのが見え見え。
悪い点で男丸出しなんですよ。
大学時代の彼氏と一緒。
体を合わせればそれで解決!問題なしって、それ、あり得ないから。

お互いもっと話し合えば、というには
シンディは疲れ過ぎている。
転勤の話も切り出せないほどに信頼関係を崩れているわけで
そこには

「男としてもっとでかい夢はないのか。私はこんな小さい男と結婚したわけじゃない!」

という、昔ながらの女の期待もある。だからこそ

「私が男の役割をしている」

という発言も出てくるのでしょう。

結婚する前は優しく、思いやりのある人だからこそ結婚したのに
結婚したら変わってしまった…というのがシンディの思いなのでしょうが
きっとそれはディーンの方も同じで
ホットでかわいい子だったのに
結婚したらギスギスした女になってしまった、とでも思っているんじゃないかなぁ。

結婚したから変わったわけではなく、
もともとの性格が出てきただけ、ともいえるのですが、
本質的に真面目なシンディとお気楽なタイプのディーンは合わない、と言ってしまえばそれまで。

とはいえ、お互い思い合っていたのは事実だしなんとかならないもんか、とも思うのですが、
お互いなかなか変わることはできないし
変わることを期待できる状態をはるかに超えて事態は悪化していることがわかり
悲しいけれど別れもやむなし、と最後には思ってしまう…。

大体女性が

「もうこれ以上は無理」

って言ったら最後通告なんですよね…。
男性の観客にはそれがわかるだけこの映画、教育的効果ありなのかもしれないけど。

いい映画なのですが、幸せな恋愛や結婚をしている方にはお勧めできません。
だからといって、問題を抱えたカップルにはなおさらで、
一体誰にお勧めしたらいいのかわからないのですが、
観るならお一人で、または女友達とが一番よいかと思います。



| エイガ | 08:26 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画感想文】127時間

雨模様のブリスベンからこんにちは。

学校がまだお休み中なので映画三昧しています。

今回観て来たのはこちら、「127時間(127 hours)」です。
127hours

あらすじは簡単。
エクストリームトレッキングを趣味とするアーロン・ラルストン氏。
いつものようにユタ州はブルー・ジョン・キャニオンという人里離れたところへ出かけ、
女性トレッカーに穴場を教えたり、と楽しい時間を過ごしていた。
ところが、岩の隙間を滑り降りたところ、落石に右手を挟まれ身動きが取れなくなってしまった。
127時間の苦難のあと、水も食料も底をつき、尿まで飲むようになり、緩慢な死を迎えるよりは、と
麻痺した右腕を安ナイフとペンチで切断して生還する。

…この話、本になっていたのをこちらの書店でも見ていたのですが
(原題:A rock and a hard place…そのまんまだ)
怖くて怖くて手に取ることさえできずにいました。

映画も失神した人が続出、と聞いて怖くて観るのをやめようかと思いましたが
ジェームズ・フランコ好きだし
ダニー・ボイルも映画ほとんど観てるし。

というわけで鑑賞にいたりました。

怖かったけど、観てよかった~。
とってもお勧めです。

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| エイガ | 08:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画感想文】ファイター(The Fighter)

夏真っ盛りのブリスベンからこんにちは。

The fighter


実際に鑑賞した人からの評判が悪かったこの映画「ザ・ファイター」ですが
テスト帰り、映画もしばし観てないし、友達Cちゃんも「人の意見に惑わされず、観てから判断しなよ」との
大人なご意見だったので、サル顔がかわいいマーク・ウォルバーグも出てるし、ということで結局観てきました。
暑いしで寝ちゃうんじゃないかなーって心配だったんです。

でも観てよかった~。

正直ブラック・スワンより、普通の映画で特に奇をてらってるわけではなく
まあぶっちゃけめちゃくちゃ「アメリカ~ン」な映画だったのですが、
でも素直でよろしい!という印象でした。

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| エイガ | 07:37 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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映画『ブラック・スワン』 - シネマトゥデイ

晴れ空の広がるブリスベンからこんにちは。

今日で公共交通機関無料期間が終了するので、ナタリー・ポートマンがゴールデン・グローブ賞を取ったことで人気のこの映画、「ブラック・スワン」を観てきました。
監督はひいきのダーレン・アロノウスキーだし、バレエも好きだし、ミラ・クニスもウィノナ・ライダーも好きだし。ブラック・スワン

まだ夏休みが続いているせいか、劇場はほぼ満員でした。

このポスターではナタリーきれいですが
実際はバレリーナによくあると言われている拒食症をわずらい
しかもプレッシャーから自傷癖を再発している、という設定だし
バレリーナって太ったらおしまいなので、本当にガリガリでほっぺもこけてました。

で、前評判がものすごくよいし、大傑作!というし
なんでも女性版レスラーだ、いや肉体と精神の変容と言う点ではアロノフスキー節炸裂だ!

そのうえ、ナタリーとミラのレズシーンもあるんですってよ!

そんな風に言われたらそりゃー期待しちゃうってもんです。

でも、なんか思ってたよりマイルドなような…。
いや、何かを思い出す。





映画『ブラック・スワン』 - シネマトゥデイ

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| エイガ | 18:08 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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【映画感想文】英国王のスピーチ(The king's speech)

落ち着かない天気のブリスベンからこんにちは。

お正月といっても冬ではないのでどうにもそんな気になれないでいるうちに、
すでに3日。

はやい、時が経つのが早すぎる。

とかいいつつ、元日は映画を観に行ってきました。
それがこの「英国王のスピーチ」。
日本語にするとなんかしまりません…。

お友達から「すっごくいいよ~」と勧められていたうえに
大好きなコリン・ファース主演。
みるしかありません。

お正月は子ども向けの映画ばかりなので、劇場は大人の観客で満員でした。
英国王のスピーチ

あらすじはこちらのWikipediaで読めるので、あらすじ読んでもいいや!という方はご参照ください。

あちこちにほんのりと大人のユーモアがちりばめられると共に
ジョージ6世がきつ音症を患うに至った経過が映画が進むにわかると
妻、エリザベスとの親密な仲や子どもたちへ向ける愛情が
ジョージ6世ことバーティーにとってどれだけ大切なものか、よくわかります。
王室とかビクトリア朝とか、背景を考えると仕方ないことなのかもしれませんが
もうね、「王様、ひどい!」と映画館で憤慨してしまいましたよ。

過酷なしつけの元、きつ音症を患うにいたったバーティーと
一介の無資格の言語療法士ライオネル・ローグが
オーストラリア人だからか
はたまたたたき上げの療法士だからか
王室の人間と植民地出身の平民、という身分の差を越えて
バーティーと一人の人間として
またよき友人として支えて行く様子には心打たれます。

それもこれも、バーティーの人間性によるものなのでしょう。

いやいやながらではあったものの、自分が就いた「英国王」という立場を真摯に受け止め
最初は自分のプライドのためであったものが、
英国王たる自分の責任を果たすため、と目的が変わって行き、
プライドの高いバーティーが自ら足を運び謝罪をして
ライオネルと共にファシズムが台頭しており
戦争へ、という不安な世情の中、
戦意鼓舞と人民の心の支えとなるために
見事なスピーチを行うクライマックスシーン。
ベートーベン7番とあいまって
非常に感動的なものでした。

演技陣も非常に豪華。
ヘレナ・ボナム・カーターのエリザベス皇太后は
ご本人もとてもユーモアあふれる方と聞いておりますが
映画をほんわり暖かくする役割を見事に果たしていました。

ジェフリー・ラッシュもハンサムではないけれど
心の温かい、信頼できる人物であることが伝わってきて
やっぱり役者さんとして、とても実力のある人なのだ、と再確認。

その他、マイケル・ガンボンやガイ・ピアース(ハンサムだけど傲慢なエドワードを好演)、
なつかしいデレク・ジャコビにティモシー・スポールと
英国俳優の主だったところが勢ぞろいしていて見ごたえタップリ。

型破りな言語療法シーンでくすくす笑わされ
バーティーの家族愛になごみ
ライオネルとの友情に心温められ
最後のスピーチでほろり。

大人の鑑賞に堪えるきちんとした映画でした。
この監督の前作「くたばれユナイテッド」も人間の心を描いた佳作だったので
興味をもたれた方はぜひ。

去年の「シングル・マン」に続いてアカデミー賞にノミネートされるだろうコリン・ファース。
今度こそ賞を取ってほしい!

| エイガ | 19:33 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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